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建材・設備 RANKING

建築知識編集部が実施した読者アンケートから、建材・設備のトレンドを探ります。
日々設計・施工に携わる方々の生の声ならではの、リアルなデータが満載です。建材・設備選びで迷った際にもご活用ください!

第2回 発泡プラスチック系断熱材 編

読者461人アンケート

「スタイロフォーム」6割超が「採用実績アリ」

今月も先月に引き続き、「建築物の環境対策」について聞いた読者アンケートの結果から、「発泡プラスチック系断熱材」に関するデータをピックアップする。

発泡プラスチック系断熱材は、素材・製法によりそれぞれ特徴があるが、総じて高い断熱性能をもつ。しかしアンケート結果からは、発泡プラスチック系断熱材は部分使いが主で、標準仕様での採用はまだこれからという状況がうかがえた。

一方で、発泡プラスチック系断熱材を標準仕様としている回答者の7割以上が、選定理由の第1位に「性能」を挙げている。また、同じ回答者の4割が、今後採用したい断熱材として、発泡プラスチック系断熱材を挙げ、「引き続き使用したい」と考えている。

より高い断熱性能を求める設計者・施工者が、発泡プラスチック系断熱材を継続的に採用する流れが定着してきているとみることができよう。

 

図1  製品別[発泡プラスチック系断熱材]採用実績(複数回答)


 

「発泡プラスチック系断熱材」で採用実績のある製品のランキングが、図1である。第1位の「スタイロフォーム」は、6割超と圧倒的実績率だ。

回答者の多くが、発泡プラスチック系断熱材の採用実績をもつが[図2]、断熱性強化による「快適・省エネ性」の向上よりも、耐震性向上や健康志向への意識が高い。[図3]。また、標準仕様を決めている回答者も多かった[図4]

 

図2  発泡プラスチック系断熱材の採用実績率(単数回答)図3  業務上の最大の特徴(単数回答)


図4  建材・設備の仕様の決定方法(単数回答)


図1で圧倒的第1位だったダウ化工だが、標準仕様に指定されている率は3割弱と、2位の旭化成建材とほぼ同率となっている[図7]。採用理由は「性能」が第1位だ[図8]。ちなみに、繊維系断熱材の標準仕様採用者に同様の質問をした際、1位は「価格」、「性能」は3位だった(弊誌,08年6月号99頁参照)。双方の採用者の考え方の違いが見えてくる。

 

発泡プラスチック系断熱材の、標準仕様での採用率は、戸建て・集合住宅のどちらかだけで採用している割合を含めても、3割程度だ[図5]。戸建てのみで、発泡プラスチック系断熱材を標準仕様としている場合、集合住宅では現場発泡断熱材を、集合住宅のみで発泡プラスチック系断熱材を採用している場合、戸建てでは繊維系断熱材をそれぞれ標準仕様としている率が高い[図6]

 

図5  断熱材別[標準仕様]採用状況(戸建住宅・集合住宅)(各単数回答)図6  [戸建て、集合住宅の一方のみ発泡プラスチック系断熱材を採用している]


 

図7  発泡プラスチック系断熱材を標準仕様としている場合の[メーカー](単数回答) 図8  図7のメーカーを標準仕様とした理由(3つまでの複数回答)


現在、発泡プラスチック系断熱材を標準仕様としている回答者の実に85%が、今後「自然・再生素材系断熱材」を採用することに興味を示している。内訳としては、セルロースファイバー、羊毛、炭化コルクが人気トップ3だ。また、今後も発泡プラスチック系断熱材を使いたいという回答者が4割いることにも注目したい。発泡プラスチック系断熱材の採用者は、断熱材の「性能」を最も気にする傾向がある(図8・10)。図9の結果からは、その性能面で、発泡プラスチック系断熱材に満足している率が高いことがうかがえる。

 


図9  発泡プラスチック系断熱材を標準仕様としている回答者が今後採用してみたい断熱材・工法(複数回答)


図8で示した、現在標準仕様としているメーカーを選んだ理由と、図10の結果は、上位4位までがほぼ同様となっている。ただし5位には、図8では少数だった「環境対応」が入っており、今後は断熱材・工法選びでも、環境がキーになると捉えている回答者が多いことが分かる。とはいえ、図9で「自然・再生素材系断熱材」が圧倒的1位だったのに比べると、重視する度合いは低い。現実的には、「性能」と「価格」のバランスを追求する、回答者のシビアな視点が感じられる。

 


図10 図9の断熱材・工法を選ぶ際に重視する点(3つまでの複数回答)


2008/08/04登録
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