
建築知識編集部が実施した読者アンケートから、建材・設備のトレンドを探ります。
日々設計・施工に携わる方々の生の声ならではの、リアルなデータが満載です。建材・設備選びで迷った際にもご活用ください!
読者260人アンケート
今回は、複合フローリングについて聞いた読者アンケートの結果からデータをピックアップする。
床材は、室内の雰囲気を決定する重要な要素である。そのため意匠性が重視され、さまざまな素材が用いられるが、常に人体と触れ合う部位だけに、自然素材のぬくもりを感じられる木質系床材は定番の人気を誇る。
一方で床材は、家具の移動や、重量物の落下などにより傷みやすいという宿命も負う。
アンケートの結果からは、意匠性を求めながらも、機能性やメンテナンス性、そしてコストとのバランスを追求する姿勢が見られた。採用にあたっては、製品単位で指定される率が高くなっており、右の要素のバランスのとれた製品が指定されていると考えられる。
![図1 メーカー別[複合フローリング]採用実績](/files/e/kenchi/ranking/rank08_z01.gif)
採用実績のあるメーカーでは、大建工業にパナソニック電工が肉薄している[図1]。回答者属性は、木造住宅を主力とする設計事務所の率が高く[図2~4]、床材は製品単位で指定する、との回答が高い割合を示す[図5]。ただし、場合によってはメーカー名を知らずに実は採用している、といった例も考えられ、これが、業界シェアでは上位の永大産業が、採用実績メーカーで中位に留まっている理由の1つとも考えられる。
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[図5]
意匠性・機能性ともに重視される建材だけに、製品単位で指定する率が高い。メーカー単位での指定まで含めると約9割に達し、さまざまな要素が吟味されて製品・メーカーが指定されていると考えられる。
[図6]
製品・メーカー決定時には、価格が最重要視されている。続いて意匠系が2項目、次いで性能関係となる。複合フローリングでは、全体のデザイン性よりも、表面材の材質・色が重視されていることが分かる。
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最近採用した複合フローリングの厚さでは、厚手の15㎜の採用率が高い様子がうかがえる[図7]。また、定番のナチュラル系に加え、ダーク系の色も健闘している[図8]。突き板については、ナラが定番となっている[図9]。
[図10]
複合フローリングへの要望としては、さらなる低価格化がトップだ。また、表面材質・色といった意匠に関する要望も高い。機能性はもちろんのこと、意匠性の高さとコストバランス、これが、ユーザーの求める理想像といえよう。