
建築知識編集部が実施した読者アンケートから、建材・設備のトレンドを探ります。
日々設計・施工に携わる方々の生の声ならではの、リアルなデータが満載です。建材・設備選びで迷った際にもご活用ください!
読者126人アンケート
今回は、環境対策について聞いた読者アンケートの結果から、住宅用照明器具に関するデータをピックアップする。
家庭における電力消費量のうち照明が占める割合は16.1%で、機器単体ではルームエアコン(25.2%)に次いで大きい(『平成16年度電力需給の概要』資源エネルギー庁)。
それにもかかわらずアンケートでは、器具選定時にはデザインが重視され、省エネ性能を挙げる率はゼロに近かった。ただし、今後の要望ではランニングコストが上位に入っており、省エネ性能への関心が高まりつつあることがうかがえる。
またアンケートからは、LEDの住宅用照明への採用がまだ黎明(れいめい)期であることが明らかになった。 照明器具に対する省エネ性能への要求の高まりとともに、LED照明の普及が進むことが期待される。
![図1 メーカー別[住宅用照明器具(LEDを除く)]採用実績](/files/e/kenchi/ranking/rank12_z01.gif)
採用実績・採用率とも、トップはパナソ二ック電工となっている[図1・5]。今回の回答者の多くは、設計事務所で意匠設計を行う一級建築士である[図2~4]。 回答者は照明器具の意匠性を重視しており、ランニングコストや省エネ性能への意識は高いとはいえない[図8]。 ただし今後は、ランニングコスト・省エネ性能が無視できない条件となっていくとも認識されているようだ[図9]。
パナソニック電工は、「採用実績のあるメーカー」でトップだったが、最も採用率の高いメーカーとしては、他社を圧倒している[図5]。 照明器具は意匠性が重視される設備だけに、製品単位での指定率が半数を超え、無指定の率は低い[図6]。 ただし、器具の最終選定者が意匠設計者である率も高いが、建築主の意見も色濃く反映されていることが分かる[図7]。
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製品・メーカー選定時には、器具のデザイン性が最重要視されている[図8]。光源の種類も、省エネなどの性能面というより、意匠面での意味合いが高いと考えられる。一方、選定時で低率だったランニングコストが、今後の要望としては急浮上する[図9]。これからの照明器具には、意匠性と低ランニングコストの両立が求められているといえる。
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今回は、次世代の照明器具として期待されるLEDに関する質問も設けたが、住宅用照明での普及率はまだまだ低い実態が浮き彫りとなった[図10]。LEDには、光の明るさとイニシャルコストのの点でさらなる改善を期待する声が高く、本格的な普及に向けては、これら技術面での一層の進展と、もう一段の価格低下を待つ状況であることがみてとれる[図11]。
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