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建材・設備 RANKING

建築知識編集部が実施した読者アンケートから、建材・設備のトレンドを探ります。
日々設計・施工に携わる方々の生の声ならではの、リアルなデータが満載です。建材・設備選びで迷った際にもご活用ください!

第13回 床暖房 編

読者136人アンケート

選ばれる床暖房は「ランニングコスト」が最重要

前回に続き、今回は環境対策について聞いた読者アンケートの結果から、床暖房に関するデータをピックアップする。

床暖房は、この十年程で急速に普及が進んだ住宅設備の1つである。床表面からの放射熱によって暖めるため、室内の温度ムラが少なく、快適な空気環境をつくることができる。最近では、ほとんどの分譲マンションが床暖房を標準装備するほどの人気ぶりである。

採用するうえで最も重要視されるポイントは、ランニングコストがイニシャルコストを上回りトップとなった。これは、床暖房を初めて導入する建築主が少なくないため、イニシャルコストよりも、実際にどのくらい光熱費がかかるのかを具体的に伝えることが、建築主の不安を解消し、採用に至っていると考えられる。

 

 

図1 メーカー別[床暖房]採用実績

 


 

 

図2 家づくりの特徴について 図3 家づくりの特徴として今後強化したい点

 

 

図4 今後強化していきたいことについての主たる情報源

採用実績のあるメーカーは、パナソニック電工がトップで、それに次ぐ3社は拮抗している[図1]。アンケート対象者の回答からは、地震対策や自然素材を活用した家づくりを自らの特徴としながらも、今後は省エネや環境の分野を強化したいという意欲がうかがえる[図2・3]。情報源としては、雑誌、セミナーなど既存のメディアが、インターネット時代にあっても健闘している[図4]

 


 

 

図5 最も採用率の高いメーカー

最も採用率の高いメーカーは、採用実績同様パナソニック電工であった[図5]。床暖房は、システムの方式や熱源の違いなど製品のジャンルが多いこともあり、製品を指定する率が高い[図6]。製品の最終決定者は、意匠設計者が半数近くを占めるが、建築主の声が反映される率も高くなっている[図7]


 

図6 製品・メーカーの指定状況 図7 床暖房選定の最終決定者

 

 

新築時に床暖房を採用する割合は、1/3程度以上が50%、残りの50%が1~2割程度以下と[図8]、普及拡大の余地が残されている。また、採用時に重視するポイントは、コスト以外ではシステムの方式やメーカーの信頼度が上位にランクインしており、採用時にはある程度製品までを決めていることが予想される[図9]

 


図8 新築時に床暖房を採用する割合 図9 採用の際に最も重視するポイント

 


 

 

図10 床暖房の方式・熱源の採用状況

方式や熱源ごとの採用状況は、電熱線式と、温水式(ガス・給湯兼用)、温水式(ガス・床暖房専用)が健闘している。今後は、環境負荷に対する意識や省エネ志向の高まりとともに、エコキュートやエコウィルなどの省エネ設備と組み合わせるケースが、どのくらい増えていくのかが注目される[図10]


2009/10/23登録
2009/10/27更新


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