GUIDE082

よい製品を作って売ること――。これが製造業の目的であり、そのために3次元CADを導入して、製品の価値と品質を高めようとするわけだ。
しかし概して、3次元CADを入れると費用(Cost)は上がって、納期(Delivery)も長くなってしまう傾向がある。3次元CADの導入は、製品の商品性、つまり価値(Value)と品質(Quality)の向上には確実に効く。費用と納期の増大は経営者としては気になるだろうが、それ以上に商品性を高めればよいというスタンスで望むべきだろう。もちろん、費用と納期を抑える工夫は必要だと思うが、ツールに習熟することで自然に下がることもあるし、あくまでも目的は価値と品質にある。この点をないがしろにした状態で、費用や経費節減に突っ走ってしまうのは、事務電算で成功した会社が陥りやすいワナでもある。
あくまでも商品性の向上を旨として、費用を下げる工夫をすれば、その企業は絶対に生き残れるはず。商品性を上げると売上げがいくら伸びるとまでは断言はできないが、少なくとも競合他社に比べて、常に性能がよい製品を出荷することは、売上げの向上にどこかで寄与するということはできる。

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