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CAD・PC製品レビュー

Shade 10

インターフェイスが一新され建築系機能も強化

新世紀を目指す、過去最大のバージョンアップ

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Shade 10
価格● 105,000円(Professional)
     45,000円( Standard)
     12,800円(Basic)
問合せ●株式会社イーフロンティア
URL●http://shade.e-frontier.co.jp/
OS
Windows XP/XP Pro x64
Vista/Vista( 64bit版)
CPU
32bit版:Pentium III、Athlon XP以上(SSE搭載必 須、1GHz以上推奨) 
64bit版:Intel EM64T、またはAMD64
メモリ
1GB以上(2GB以上を推奨)
グラフィックスカード
NVIDIA GeForce FX5200シリーズ以降、ATI RADEON9000以降、Intel GMA950以降(NVIDIA Quadroシリーズ以降推奨)
HDDの空き容量
2GB以上
その他
インターネット環境必須 ※Mac OS版もあります

3次元CGとして新時代を目指す過去最大のバー ジョンアップ
数少ない国産3次元CG ソフトウェアとして多くのユーザーに支持され、累計出 荷本数50万本を超える人気製品「Shade」シ リーズの最新バージョン、「Shade 10」がリリースされた 。22年前の発売以来、メジャーバージョン アップだけで約14回を数えるShadeシリーズだが、今回の Shade 10はその中でも最大級のバージョン アップとなり、大きな注目を集めている。早速、この話題 の新製品について、販売元のイーフロンテ ィアCGエバンジェリストの藤井太洋氏に話を聞いた。「22年という長い歴史の中で、Shadeは多くのユ ーザーに支持され、独自の"文化"を築き上げてきま した。しかし、一方ではその"文化"にとらわ れて、古くなってしまっている部分も少なくありません 。そこでバージョン10という区切りのいい数 字を機に、3次元CGとして新しい時代に踏み出すため、か つてない大規模なバージョンアップを行いま した。そのイノベーションの最大のポイントは、操作性の 飛躍的な改善です」前バージョンまでの Shadeの基本的な作業画面レイアウトは、一般的な工業系の図面と同じく上面/正 面/側面の3画面と カメラ用の透視図画面という4分割ビュー。そして、移動/回転/拡大縮小などの操 作機能は、ツール ボックスにメニュー形式で入れられ、そこから操作する。慣れたユーザーはショート カットを使い、 これらの操作をキーボードから行い作業を効率化していたが、初心者にとっては、まず 透視図上で確 実な動作をさせること自体、難しい操作系だったのである。「そこで今回生まれたのが"マニピュレー タ"というまったく新しい操作系です。これならメニューや ショートカットなどに頼らず、簡単に移 動や回転、縮小拡大を行うことができます」。マニピュレータ は、透視図画面の3次元空間上に浮かび 、オブジェクトを自在にコントロールする一種の3次元ハンドル 。ユーザーはこれを操作して、より自 由に直感的にオブジェクトを扱うことができるのだ。また、マニ ピュレータ搭載に伴い、画面レイア ウトも大きく変わった。複数のカメラビューが同時に表示できるよ うになり、図面方向が自由になっ て逆方向の背面/底面/投影表示も行えるし、各画面の配置も変更で きる。これまでにない極めて自 由度の高い画面レイアウトが実現されているのだ。もちろん従来からの 操作系になじんでいるユーザ ーの場合は、マニピュレータをオフにして操作することも可能である。「このようにマニピュレータの 多彩な操作を行うためのツールが増えたため、インターフェイスもコン トロールバーをアイコンベー スに切り替えました。アイコン化によりスペースを圧縮でき、常に全部の ツールを表示できるように なりました。ちなみにこのアイコンはShadeを10年近く使用しているデザイ ナーが作りました。一つ 一つ意味を的確に捉えており、既存ユーザーも違和感なく使えるはず。一回使 えば覚えられると思い ますよ」

建築分野関連の機能を拡大強化、初心者でも使いやすい制作環境へ
Shade 10シリーズのもう一つの特徴は、特に建築分野やCADとの連携に関連する機能が大 きく強化され 、向上している点である。もちろんこれまでも、Shadeシリーズを愛用している建築分 野のユーザーは 多数いた。しかし、前述したような操作の難しさもあって、この分野ではどちらかと いえばパワーユー ザーのためのツールというイメージがあったのである。そこでShade 10では、3次 元は初めてという建 築系ユーザーでも、すぐに使えるような便利な機能を多数搭載しているのである 。「例えば、建築系の モデリングでは、正確なサイズで形状を作ることが重要になりますが、Shade 10ではそこで必須とな る数値による形状サイズ設定機能が搭載されました。また、複数の形状をまと めてプロポーショナルに 変形できるので、感覚的に寄せ集めて作ったものを、後から正寸に収めてい くことができ非常に効率的 です。曲線で構成される家具など、外枠さえ合っていれば中身は見た目上 適当ならよい、という場合も 多いですから、作業効率は大きく向上できるでしょう」。そのほかの建 築系のモデリング関連機能とし ては、オブジェクトガイドによるスナップも、このShade 10から可能 になった新機能だ。オブジェク トのガイドが表示されるようになり、形状のバウンディングボックス を、このガイドを見ながら、ほか の形状の外形や中心に簡単にスナップできるのである。 「建築系で もう一つご紹介したいのが、テクスチャマッピング関係の新機能です。Shadeのマッピング は投影マ ップとUVマップの2種類ですが、従来の投影はX、Y、Zの方向を決めて貼るだけの指定しかで きません でした。しかしShade 10からは新たにボックス投影が可能になり、3方向からマッピングでき るので す。レンガやタイルなど、建築で使われる繰り返しのパターンを簡単に立体的にマッピングでき ます 。しかも、テクスチャをその場で確認しながら貼り込めるので、利便性も相当に向上すると思いま す よ」。マッピングのベースとなる形状が複雑なものである場合も、これをわざわざ1つのパーツで作 り 上げる必要はない。複数の単純な形状を寄せ集めただけでも、まとめてボックスで貼り込むことがで きるのだ。しかもテクスチャの空間は共有されているから、タイルなどの連続したパターンも常に違和 感なく貼ることができる。また、テクスチャマッピングの投影サイズは実寸指定が行える。しかもこの 場合、基になる形状を変形してもマッピング自体は歪まないのである。「何かテクスチャを貼り込んだ らとりあえずサイズを入力する。そして、それをレンダリングすれば、 ぴったりその設定のまま貼り 込むことができる。従来、非常に難しかった作業が簡単に行えるのです。 3次元 CGのフィールドで、 テクスチャのサイズを直接入力できるようなインターフェイスが前面に出た 製品は珍しいでしょう。 とにかく建築に関連する機能がこれくらいしっかりしたものになれば、建築系 ユーザーにとっても魅 力的な制作環境といえるはずです。皆さんもぜひ一度、Shade 10をお試しくだ さい」

 

≫≫Commentetor

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株式会社イーフロンティア
CG事業部
藤井太洋 氏

 

「バージョンアップポリシーについても、今回までは過去のすべてのShadeユーザーがバージョン アップを受けられます。20年前に買った人が10にするのもOKですよ」

 

 

「Shade 10」-ここに注目!
POINT1
マニピュレータで自在に移動/回転/拡大縮小

95-1_Shade_B.jpgShade 10ではShadeシリーズの機能の多くが見直され、徹底的な操作性改善と機能強化が施されてい る 。特にユーザーインターフェイスは過去最大の機能改良が施された。95-2_Shade_B02.jpg最大の変更点はマニピュレータの 搭載。3次元空間に浮かぶ各種のハンドル(マニピュレータ)を操 作することで、従来、ツールボック ス内のメニューから操作していた移動/回転/各種拡大縮小など の機能を、手軽に直感的に実行するこ とが可能になった。

POINT2
数値による形状サイズ設定とガイドによるスナップ95-3_Shade_C.jpg
 Shade 10 は選択した形状の外形(バウンディングボックス)サイズを直接設定できる。正確なサイズ で形状を 作成しなければならない建築系の業務には必須の機能だ。また、形状のバウンディングボック スを、 表示されるガイドラインを見ながら、ほかの形状の外形や中心にスナップすることができるよう にな った。新機能のマニピュレータで移動するときも、このオブジェクトガイドによるスナップは有効 に 機能する。
POINT3
マッピングのボックス投影と実寸指定

投影マップにおいて、 Shade 10ではボックス投影によるテクスチャマッピングが可能になった。これ により、建築系で多用 されるレンガ、タイルなどの繰り返しパターンを、極めて簡単に立体的にマッピ ングすることができ る。また、平行投影/ボックス投影を行う場合には、テクスチャマッピングの画像 サイズを、実寸で 指定できるようになった。実寸指定した場合には、形状を変形してもマッピングが歪 まないため、タ イルやレンガなどの繰り返しパターンを安心してマッピングすることが可能である。つ まり、テクス チャを貼る場合、まずサイズを入力しておいてレンダリングをかければ、その設定のとお り実寸で貼 り込むことができるのである。 95-4_Shade_D.jpg95-5_Shade_E.jpg


■Shade 10の詳細は
 株式会社イーフロン ティア

 http://shade.e-frontier.co.jp/


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