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CAD・PC製品レビュー

トータルバランスに優れたレノボ初のワークステーション

Lenovo ThinkStation S10

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ThinkStaionには、BTO(受注生産方式)やCTO(注文仕様生産)モデルはない。しかし、多彩なモデルがラインアップされているため、ユーザーは自分に合ったモデルを選択できる。
※モニタは別売。

Thinkブランドならではの優れた管理システムを搭載

 「Lenovo ThinkStation」は、IBMのパソコン事業を買収したレノボがゼロから設計した初めての「Think」ブランドワークステーションである。ThinkStaionには「S10」と「D10」の2つのシリーズがあるが、主な違いは搭載可能なCPUの最大数がシングル(S)かデュアル(D)かという点。本稿では「Core 2 Duo E6850」を1基装備したS10を検証した。
 まず特筆すべきは、マシンの運用/管理システムの充実だろう。ThinkPadシリーズやThinkCentreなどのパソコンで定評のある同社独自の管理システム「ThinkVantageテクノロジー」を標準搭載しており、導入時のデータの移行/更新/バックアップや、セキュリティ管理が容易に行える。中でも「Rescue and Recove ry」は多くのユーザーが重宝するだろう。システムデータを丸ごと定期的に自動バックアップするユーティリティで、システム障害の復旧はもちろん、ファイルを誤って削除してしまった場合も、最大33世代までのバックアップデータからリカバリーできる。
 また、筐体のメンテナンス性が高く、パネルの着脱や各種パーツの交換も工具を使用せずに簡単に行える。保守サービスが標準でサポートされており、3年間の出張修理サービスを受けられるので安心だ。
 検証機には、ワークステーション向けグラフィックスカード「NVIDIA Quadro FX1700」が搭載されており、CG製作のメインマシンとして、十分なパフォーマンスを発揮した。筆者が普段使用している3次元CGソフト「Autodesk 3ds Max 9(64ビット版)」でモデリングを行ったところ、一つひとつの動作が軽く、非常に快適な操作感が得られた。また、32ビットマシンでは搭載メモリの限界から、100万ポリゴンを超えるデータはレンダリングできない場合があるが、64ビット対応の評価機ではまったく問題なく動作した。また、動作中のファンの音が静かだった点も評価できる。
 ThinkStation S10は、運用/管理ツールが充実しており、ワークステーションとしてのスペックもバランスがよい。CAD/CGユーザーの期待にこたえられる1台といえる。
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効率的なエアフロー設計を採用。低速回転の大型ファンを搭載し、静音性が確保されている。筐体上部、前面に取り付けられたエルゴノミックハンドル(取っ手)は、使い勝手がよく運搬性に優れる。必要に応じて取り外しも可能だ。





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本体前面には各種メディアに対応するカードリーダ/ライタや、IEEE1394ポートなどを備える。USBポートは背面に8ポート、前面に2ポート用意されている。検証機が搭載しているグラフィックスカード「Quadro FX1700」は、2系統デュアルリンク対応のDVI-Iコネクタを搭載しており、最大2,560×1,600ドット(WQXGA)までの2画面同時出力が可能。






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Windows Vistaのエクスペリエンスインデックスのスコア。同スコアの最大値は5.9であるが、ThinkStation S10のスコアはすべてにおいてほぼ最高水準をマーク。ただし、グラフィックスカード「Quadro FX1700」は、CAD/CGソフトなどのソフトに最適なグラフィック演算技術「OpenGL」に特化しているため、スコアに結果が現れにくい。


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価格(検証機の構成例)●248,850円

開発元/問合せ●レノボ・ジャパン

TEL●0120-80-4545

URL●http://www-06.ibm.com/jp/pc/thinkstation/ 



山本貴之(Solid-Graphix)


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