
操作レスポンスが大幅に向上
「CADEWA Evolution」シリーズは、平面図を作成するだけで、断面図はもちろん、3次元モデルがリアルタイム表示される、設備設計用3次元CAD。簡単な操作性と、Ver4.5でレスポンスが向上したことにより、初心者からスキルの高い
設計者まで、効率的に設備設計が行えるようになった。



操作レスポンススピードの向上で設計効率がアップ
CADEWA Evolutionは、設備設計向け3次元CAD。平面図と断面図を連動して作成できるほか、作業画面上でリアルタイムの3次元表示が可能だ。
このほど発表された、最新バージョン「Ver4. 5」の大きな特徴の一つが「操作レスポンスの向上」だ。膨大なデータを、立体的に配置/編集する必要がある設備設計では、レスポンス向上は業務スピードアップに直結する重要事項だ。ここでは、操作のレスポンスを中心に、旧バージョンとの違いを検証してみたい。
旧バージョンの「Ver4. 0」で、操作や処理が重く感じられた図面をVer4.5で開いてみたところ、配管や角ダクトのシンボル移動やルート移動が格段にスピードアップしていた。Ver4.0では、ルート移動する場合、移動対象の配管を選択してから移動までにタイムラグがあったが、Ver4.5では、選択後すぐに移動対象の配管を操作できるようになり、移動後の確定処理も素早い。
編集の自由度が向上
設備共通部分として、鋼材作図/編集機能が追加されている。鋼材には、「等辺山形鋼」や「溝形鋼」などが、9種類用意されている。電気部分では、作図済み配線にコーナーを追加する際、R指定が可能なほか、配線の接続位置を保ったまま器具移動が行えるなど、図面編集がさらに容易になった。
処理速度の向上は、平面作図時だけでなく、3次元表示でも実感できた。リアルタイム3次元表示機能は、限られた空間に設備をどう納めるかが重要な課題となる設備工事業者にとっては、有効な機能だ。配管や角ダクトなどの干渉チェックはもちろんのこと、取引先へのプレゼンテーションや納品などにおいても、相手に設計意図をわかりやすく示せるだろう。
Ver4.5で新しく搭載された、「3Dデータのメモリを削減する」モードを有効にすると、3次元表示がやや角張ったイメージとなるが、描画スピードは格段に向上する。3次元の表示精度が必要ない干渉チェックなどを行う場合には、積極的に活用したい機能だ。逆に、3次元表示の精度が求められるプレゼンテーションなどでは、メモリ削減モードを無効にしておけばよい。利用目的に合わせて柔軟に対応できる点は、大きなメリットだ。
強化された干渉チェック機能
空調/衛生関連では、従来より搭載されていた干渉
チェック機能が強化されている。「干渉結果一覧」で干
渉個所を選択すると、平面図上でその個所が拡大し点滅する。大規模な図面では、容易に目的場所を確認でき、効果を発揮するだろう。
今後の要望としては、3次元画面からダイレクトに器具移動やルート移動/変形などができるようになることを期待したい。そうなれば、設備設計業務における3次元の活用場面がより広がるのではないだろうか。




