レンダリングが強化され、高度なプレゼン資料が作成できる
「MicroGDS」は、2次元/3次元作図機能から、3次元CG機能、数量管理などのデータ運用機能まで、建築設計業務に広く対応する「オールインワンCAD」である。3種類のラインアップ(別表参照)の中から、本稿では最上位版「Mi
croGDS Pro V10」(以下、MicroGDS Pro)について紹介したい。
MicroGDS Proは、協調設計を実現する「プロジェクト」機能を備えている。これは、複数人が同時にかかわる大規模プロジェクトでの利用に適した機能であり、ネットワーク上で図面を共有し、任意のレイヤを相互に参照しながら設計作業が進められる。ベース図面上での変更内容は、確認申請用区画図、用途区分図、セキュリティ区分図など、レイヤを共有する目的図にも自動で反映される。効率よく図面の整合性を取ることができ、コンペティションに向けたプロジェクトなど、限られた時間の中で設計を行う場合に威力を発揮する。
「フォト」機能は、任意の図面のスケールや角度を変えてレイアウト図面に配置できる機能だが、新たに、任意の外形線で図面を切り取れるようになった。図面以外にも、ラスターデータ、Microsoft Excelなどで作成したOLEオブジェクトも同様に切り取れるので、写真や表などをレイアウト図面に自由に配置すれば、表現力の高い図面が作成できる。
最新版ではレンダリング機能が向上し、「ラジオシティ」と「ファイナルギャザー」を実装した
「グローバルイルミネーションレンダリング」機能が搭載された。実照度の光源のシミュレーション機能をはじめ、晴れ/薄曇りなどの天候をプリセットした環境設定が強化され、よりリアルなCGが作成できるようになった。そのほか、空間イメージを確認するのに便利なウォークスルー機能も搭載されている。
MicroGDS Proは、直観的な作業、編集のしやすさ、図面表現力の高さで、設計者の「道具」としての要求を満たしている。PDFへの直接出力や、Google SketchUpのSKPファイルのインポートなどファイル入出力機能も拡充されたが、ほかのCADとのデータ連携がよりスマートに行えるとなおよい。
●「フォト」機能を使ったレイアウトが可能
フォト機能を使用すれば、複数の図面や写真を簡単にレイアウトして、プレゼン用の図面や、確認申請用の図面など、さまざまな用途に合わせた図面が作成できる。元の平面図の変更は、レイアウトした図面に自動で反映され、常に整合性を保てる
●3次元CGで設計検討ができる
3次元CG機能を使えば、短期間でも見栄えのよいCGが作成できるため、デザイン検討とクライアントへの説明の際に重宝する。プロジェクトの早期段階で3次元CGで合意を得ておくと、後に手戻りが少なく効率的である
価格●407,400円
問合せ●インフォマティクス
TEL●044-520-0847
URL●http://www.informatix.co.jp/
動作環境
OS...Windows 2000(SP4)/XP(SP2)/Vista(32bit版のみ)
CPU...Intel Pentium 1.0GHz、または完全互換のプロセッサ
メモリ...1GB以上推奨
ハードディスクの空き容量...560MB以上(Pro、Compact3D)、200MB以上(Compact)
グラフィックスカード...DirectX 9互換(VRAM 64MB以上推奨)
その他...CD-ROMドライブ(インストール時)、
Microsoft.NET Framework Version 2.0(SP1)再頒布可能パッケージ