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CAD・PC製品レビュー

工事現場の撮影状況に適した機能を搭載した防水/防塵/耐衝撃性を持つデジタルカメラ

OLYMPUS μ1030SW 工一郎(こういちろう)

kouji_01.jpg本体は幅93.2×奥行き21.3×高さ61.4mmとコンパクトなため、胸ポケットに入れておける。とっさの撮影にも対応できる

広角28mmに対応し、狭い場所での撮影が可能

 「2000年問題」が世間を騒がせていたころ、筆者はある雑誌で「いかにしてデジタルカメラを工事写真に利用するか」という内容の原稿を執筆した。あれから10年も経たない今、建設現場ではデジタルカメラの使用があたりまえになっており、急激な変化に驚いている。
 さて、このスマートなポケットサイズの「μ1030SW 工一郎」が、建設現場で使えるとはにわかに信じられないが、2.0mの高さからの耐衝撃、100kgfまでの耐荷重、-10℃までの耐寒、水中10m防水、防塵機能を備えるなど、現場の厳しい利用環境にも十分に堪える性能を持つ。
 一般に手動で最適な撮影設定を行うには、相当なカメラの知識が必要となる上、作業を中断せずにベストな工事写真を撮影しなければならない状況下では、さまざまな設定を試しながら撮影するような時間的余裕はない。その点本機の2.7型液晶モニタに、設定の異なるズーム倍率や露出補正などを行った撮影イメージ画像を4分割で表示し、比較しながら設定を行える「比較ウィンドウ」は、撮影イメージを見ながら適切な設定を選べるため、何度も撮影する手間が省け、現場で評判がよかった。同様に、起動時から「デジタル写真管理情報基準(案)」に最適な1,280×960dpiのサイズで撮影できる「簡単C ALSモード」や、工事現場独特の撮影状況に合わせ、クリアな画像が撮影可能な「工事写真専用シーンモード」など、現場の撮影状況をあらかじめ想定した設定が用意されている。広角28 mmの3.6倍ズームレンズを搭載したことで、撮影者の立ち位置が大きく制約される狭い場所での撮影が可能になるなど、工事現場のニーズに応える。
 頑丈かつ有効な機能を搭載したハードウェア性能もさることながら、2年間、故障に加えて破損や盗難までを保証するカメラ保険「工事現場トータルサポート保険」が用意されているため、過酷な建設現場でも安心して利用できる。
 あえて難点を挙げるなら、電池の+/-面を間違えて挿入しても、納まってしまう点。また、標準で付属しているシリコンカメラジャケットは、壊れやすい開閉部を保護してほしいが、実際に現場で利用した印象はおおむね良好であった。

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コンパクトながらも耐衝撃、耐荷重機能を備えている。ハード面だけでなく、さまざまな色の光源がある環境下でも簡単に色補正できるワンタッチホワイトバランス機能など、ソフト面も現場のニーズに応える製品となっている

 

 

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耐水機能のおかげで排水溝にうっかり落としても正常に動作した

 

 

 

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高さ1.5mのところから落としてみたが、耐衝撃機能のおかげで動作には支障がなかった

 

 

 

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異なる設定の画像をモニタ上の「比較ウィンドウ」で一覧表示することで、よりよい撮影設定を素早く選択することができる。画像の編集/加工の有無が確認できる「オリジナル画像判定機能」も搭載されている

 

 

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価格●59,800円(オリンパスオンラインショップ価格) 

開発元/問合せ●オリンパス 

TEL●0120-084215 

URL●http://olympus-imaging.jp/kouji/

渡名喜重(トナキITファクトリー)


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