図面の閲覧や簡単なCGによるプレゼンで活躍する「HP 2133 Mini-Note PC」は8.9型ワイド液晶モニタ搭載のミニノートパソコンだ。「ハイパフォーマンスモデル」と「スタンダードモデル」の2種類用意されているが、本稿ではハイパフォーマンスモデルで検証を行った。
重さ1.27kgと他社のウルトラモバイルパソコ(UMPC)などと比べると若干重いが、角が面取りされた丸いフォルムのため鞄への納まりがよい。予備
の6セルバッテリが標準で同梱されており、長時間の使用にも対応できる。排気ファンは内部温度により段階的に回転数が上がる仕組みで、静音性も高い。
キーボードは、液体の浸入を防ぐ「スピルレジスタントキーボード」を採用。キーピッチは17.
5mmで上段、下段の横1列以外の中央のキートップが少しへこんでいるのが特徴だ。タッチパッドが横に長く、英語キーボードのためキー操作は多少の慣れが
必要かもしれないが、キータッチは自然でとても使いやすい。
動作は速度も十分快適で、Flashコンテンツが使用されている重いWebサイトも問題なく閲覧できる。「VI A- C7 」というハイスペックとはいえないCPUにもかかわらず、OSの起動もスムーズ。エクスプローラで50枚のJPEG画像(800×600ドット)を縮小版表示しても遅いとは感じなかった。しかし、30fps/3MbpsのMPEG4動画データをQuickTimeで再生すると、コマ落ちが見られた。ストレスを感じるようであれば、ハイパフォーマンスモデルに同梱されているWindows XP Professionalダウングレード権を使って、OSを変更することをお勧めする。
CADユーザーにとっては、図面の閲覧性が肝心だ。「Autodesk DWG True View 2009」で2次元の平面図(400KB)と3次元の地形図(5MB)を開いた。2次元データは快適に動作したが、3次元データは開くのに時間がかかった。しかし、ワイヤフレームの状態でスムーズに動くので、簡単なCGのプレゼンでも活躍するだろう。液晶モニタが8.9型ワイドと横に広いため、図面の閲覧性は快適だ。
全体的な印象としては、ハードウェア構成のバランスがいいと感じた。実務に十分使用できるスペックを備え、コストパフォーマンスに優れた製品だといえる。
USB2.0ポートが左右にあるためUSBメモリを2つ同時に接続しても互いに干渉する心配がない
通常の太い電源ケーブルのほかに、L字アダプタも用意されている。コードが邪魔な場合に重宝する
価格●79,800円(ハイパフォーマンスモデル)/59,850円(スタンダードモデル)
開発元/問合せ●日本HP
TEL●0120-676-756
URL●http://www.hp.com/jp/hp2133/