
SU Animateで作成したアニメーション例


アニメーション作成のためのシーンを簡単に設定できる
「SU Animate」は、3次元モデリングソフト「Google SketchUp」にプラグインとして組み込まれるアニメーション作成ツールだ。Google SketchUpには、3次元表示上の視点を「シーン」として登録し、複数のシーンをパラパラ漫画のように再生するアニメーション機能があるが、SU Animateは、このシーンの登録作業を自動化し、アニメーション作成を容易にしてくれる。
SU Animateによるアニメーションの作成手順
SU Animateで作成できるアニメーションは、「カメラは静止していて、図形が動く」「カメラが動き、図形は静止している」「カメラと図形が同時に動く」の3つのタイプに大別できる。 さらに、カメラは「首を振らずに固定されている」タイプと、「首を振り、ターゲットの図形を捕そくし続ける」タイプの2種類から選択できる。
アニメーション作成の手順は次の3つ。
1.アニメーションにする図形をグループ化する

動かす図形をグループ化し、名前を付ける。ここではトラックをグループ化し、グループの名前を「target」とした。グループ名を「target」にしておくと、アニメーション作成時に自動的にカメラが追尾する
2.図形やカメラを動かす「パス」(軌跡)を書く

[線]ツールまたは[円弧]ツールでカメラとグループを動かすパスを書く。パスを右クリックして表示されるメニューから[分割]を選択してパスを分割する(グループのパスは「60」、カメラのパスは「5」に分割した)。パス全体を選択して右クリックし、[Create Curve from Edges]を選択して、ひとつながりのパスにしておく
3.グループとパスを関連付ける


パスを選択状態にし、右クリックして表示されるメニューから[Assign Group to Animate]を選択する。表示される[Select Group to Animate]ダイアログボックスで、プルダウンメニューからグループ名(target)を選択すると関連付けられる
以上の設定を行い、 Google SketchUpの[Plugins]メニューから[SU Animate]-[Ma ke Scenes]を選択すると、自動でシーンが設定される。シーンの数は で書いたパスの分割数に依存し、図形やカメラを滑らかに動かしたい場合は、パスを細かく分割すればいい。
作成したアニメーションを見るには、シーンによる通常のアニメーション再生と同様、[表示]メニューの[アニメーション]を選択し、[再生]ボタンをクリックするだけだ。AVIファイルへの書き出しも、Google SketchUpの通常操作と同様、[ファイル]メニューの[エクスポート]から行える。Google SketchUpの標準機能かと思うほど、使っていて違和感がない。
SU Animateは、有償のGoogle SketchUp Pro 6だけでなく、無償のGoogle SketchUp 6 日本語版でも動作するようだ(無償版の動作に関しては、メーカーでは保証しない)。今回テストした範囲内では問題なく動作した。
Google SketchUpにプラグインとして組み込まれるアニメーション作成ツールとして、競合製品は皆無だ。価格もリーズナブルで、Google SketchUpでアニメーションまで作成したいというユーザーには、重宝するツールだろう。



