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CAD・PC製品レビュー

Part.02 現場で試す、現場を写すデジタルカメラ活用レポート(後編)

デジタルカメラの選び方、現場写真の撮り方●現場編(2)

デジタルカメラの選び方、現場写真の撮り方
PART 02●現場で試す、現場を写すデジタルカメラ活用レポート

土木現場用カメラといえば、堅牢なボディ、防塵/防水設計や高感度な撮影機能が不可欠だが、それなりの重量や大きさを持ったカメラが主流だった。オリンパスの「μ770SW工事キット」は、ポケットに入るコンパクトなボディに現場向けの機能を詰め込んだ工事用デジタルカメラだ。ここでは、三井住友建設がシールド工法で施工中の下水管新設工事にμ770SW工事キットを持ち込んで試用してもらった。


地図
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工事件名●大田区千鳥一丁目、下丸子二丁目付近枝線その2工事
発注者●東京都下水道局
施工者●三井住友建設株式会社
工期●2007年3月~2008年2月(契約工期)
工事場所●東京都大田区千鳥3、下丸子1、2、4、鵜の木2丁目
工事概要●大田区千鳥、久が原、下丸子付近の浸水を軽減するための下水管新設工事。大田区千鳥2丁目の大田区立つきやま公園を発進立坑とする全長1.3kmの泥土圧式シールド工事


SCENE 04●「明るさ」と「色合い」を同時に解決する
写真15
東急多摩川線の線路の真下あたり[画像クリックで拡大]

場所はちょうど東急多摩川線の線路の真下あたり。下越しと呼ばれるこの個所も施工に神経を使うところだ。ここでは「ワンタッチホワイトバランス」と「工事写真クリアモード」を併用して撮影を行う。「トンネル内の光量の少ない現場を明るく撮りたい」、さらに「工事現場特有の照明下でも自然な色で撮りたい」という現場スタッフの希望を同時に解決することができた。


写真16
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液晶モニタが大きく明るいことは、照明が暗い現場では特に撮影時のフレーミングのしやすさからも重要なポイントだ。μ770SW工事キットには暗い被写体を液晶モニタに明るく映し出す「ブライトキャプチャー機能」が搭載している。撮影した画像の確認も楽にできるので、内野氏は失敗したと思った画像はその場で削除している。


写真17
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「この現場では約100mごとに撮影をすることになっています。撮影のたびに、ほかの作業員を待たせてしまうのが気になっていたので、すぐにカメラの設定が済むは助かります」と話す内野氏。限られた時間で、その状況に最適の撮影が素早くできることは心強い。


コラム

2つの機能を併せて使う


写真18
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ノーマルモード/フラッシュを使用して撮影した例。フラッシュを発光したものの、黒板以外の部分には光が足りない状態。実際には奥まで続くトンネル内部までは光が届かずに暗くなってしまった。


写真19
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「工事写真クリアモード1」を使用して撮影した例。トンネルの奥まで明るくくっきりと写った。しかし、照明(蛍光灯)の影響で全体の黄色味が強くなっている。


写真20
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「工事写真クリアモード1」と「ワンタッチホワイトバランス」を併用して撮影した例。色合いが実物にほぼ近い。「これだけ撮れれば、現場としては満足です」と内野氏。


SCENE 05●「スーパーマクロLED」と「音声メモ」を使ってみる
写真22
トンネルも終盤の切羽付近[画像クリックで拡大]

トンネルも終盤の切羽付近まで進んできた。最後の緩やかなカーブ(200R)でトンネルの内径を測定する。ここでも黒板を持っての撮影だ。さらに、内径測定器の目盛りを記録として撮影する。接写が可能なマクロ撮影が適しているが、マクロ機能ではフラッシュを使用することができず、暗いために被写体にピントを合わせることも難しい。こんな撮影環境に役立つ機能を使ってみる。


コラム

スーパーマクロLEDと音声メモ


写真23
写真24
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「スーパーマクロLED」の機能を使用する。7cmまでの接写が可能な「スーパーマクロ」機能と同様の撮影が可能なうえ、ボディ前面のLEDライトが被写体を照らすので、ピント合わせが簡単にでき、手ぶれも防ぐ。目盛りの数字までくっきりとピントが合った。


写真25
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撮影時に気になったことを記録しておくには、「音声メモ機能」が便利だ。シャッターボタンを押した後に4秒間の録音が自動的にスタートする。現場で気付いたことを音声メモに録音する内野氏。


写真26
トンネルの終点。突き当たりにはシールドマシンの内部が見える[画像クリックで拡大]

トンネルの終点は、第二下丸子幹線と地中接合する。突き当たりに見えるのが、1.3kmを掘り進んできたシールドマシン本体の内部。


写真40
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右の写真はシールドマシンの運転席だ。施工完了時には、シールドマシンの内部は撤収され、マシンの外周の甲殻(茶筒の本体)はトンネル内に残される。ここでは、白熱投光機が光源になっているため、ワンタッチホワイトバランスを設定し直して撮影を行い、今回の撮影は終了だ。


SCENE 06●撮った写真をパソコンに保存、整理する
写真27
現場事務所に戻って写真を整理する[画像クリックで拡大]

内野氏らが一つの工事で撮影し、納品する画像は約1,000点。工事写真の納品点数としてはそれほど多くないが、工事の経過や納品材料を細かく撮影しているので、実際の撮影数はもっと多くなる。納品直前に慌てないためにも、撮影した写真はその都度整理したいものだ。写真管理ソフト「蔵衛門御用達7 Professional」を使って、今日現場で撮影した写真を整理する。


コラム

「蔵衛門御用達7 Professional」で写真を整理する


写真28
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(1)「μ770SW工事キット」を付属のUSB接続ケーブルでノートパソコンに接続する。


写真29
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(2)今日撮影した画像をパソコンにコピーする。


写真30
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(3)「蔵衛門御用達7 Professional」を起動する。


写真31
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(4)アルバムに写真ファイルをドラッグ&ドロップするだけで取り込める。


写真32
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(5)工事写真情報を登録する。写真タイトルや写真分類、写真区分、工種などを入力していく。


写真33
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(6)工事写真情報を登録して、今日撮影した写真の整理は完了だ。


お問い合わせ
μ770SW工事キット μ770SW工事キット
問合せ先 オリンパスカスタマーサポートセンター
オリンパスイメージングホームページ http://olympus-imaging.jp/kouji/
取材・文●エクスナレッジ広告部/撮影●谷本夏(スタジオトラック72)


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