過酷な工事現場での使用に耐える防水/防塵/耐衝撃性能を備えながら、軽量でコンパクトなボディのデジタルカメラが主流になりつつある。マンション建設と水再生センター建設の2つの現場に「
| (写真左から)京王建設建築本部工事第2部工事担当の八木謙太郎氏、南舘稔氏[画像クリックで拡大] |
東京都調布市の閑静な住宅街に、京王建設が施工を進める建設現場は、配筋工事の真っ只中だ。2008年12月の竣工を目指して工事が進められているのは、RC造5階建ての賃貸マンション。緊張感あふれる現場で、工事写真の撮影を担当する若手の現場監督2人に、μ1030SW 工一郎を使ってもらった。
| 罫線表示で垂直/水平を確認しながら撮影する八木氏[画像クリックで拡大] |
屋外の現場ではどんな天気でも撮影する必要がある。炎天下では、太陽光の反射で液晶モニタが見えにくくなりがちだ。μ1030SW 工一郎は、コントラスト比の高いハイパークリスタル液晶モニタを搭載。屋外でも液晶はくっきり明るく見やすい。さらに、建築現場の要望で搭載されたモニタ上の罫線表示で、垂直/水平を合わせながらフレーミングできる。
防塵/防水/耐衝撃性
水中10m防水のμ1030SW 工一郎は水洗いが可能だ。「汚れたら毎日でも洗いたい」という八木氏。防塵設計、2mの落下テストをクリアした堅牢なボディも現場でのハードな使用に心強い。
「鉄筋工事のように後で見えなくなる工程を漏れなく記録するのが工事写真の鉄則です」という八木氏。多いときには1日300枚近く撮影するという。現場では後ろに下がれない、前に寄れないなど、被写体に対してベストな位置で撮影できない場合も多い。そんな中でも効率よく撮影を行うために、μ1030SW 工一郎の広角28mmと光学3.6倍ズームを使った。
| 28mmワイド | ズーム(焦点距離36mm相当) | ズーム(焦点距離67mm相当) | ||
| 広角で黒板と鉄筋全体を撮影[画像クリックで拡大] | ズームを使って黒板に寄って撮影[画像クリックで拡大] | ズームを活用すれば、同じ位置からでもさまざまな構図で撮影可能だ[画像クリックで拡大] |
ハードな使用に耐えるデジタルカメラの条件
| 京王建設経営管理本部総務部 課長補佐・石村隆之氏 |
「現場で使うデジタルカメラの条件は、第1に防水/防塵/耐衝撃性、第2に保証がしっかりしていること、第3に故障時のメーカーの対応です」。現場で使用する製品の選定なども担当する京王建設の石村隆之氏は、工事用デジタルカメラの選定ポイントをこう語る。「現場には故障の原因になる要素が多くありますが、できれば3年はしっかり使いたい。当社はISO14001を取得しており、環境への配慮からも使い捨ては避けたいところ」とメーカーの保証に期待する。
| 工事撮影に便利な「マクロLED」。フラッシュが使用できないマクロモードで、LEDライトが光源の役割を果たす。暗い場所だけでなく、晴天下では被写体にカメラの影が映ってピントが合いにくくなるのを防ぐ[画像クリックで拡大] |
納入された材料もすぐにカメラに収める必要がある。黒板と鉄筋に加えて、鉄筋のロールマークも撮影する徹底ぶりだ。建築現場におけるトレーサビリティの厳しさが伺える。ここではμ1030SW 工一郎のマクロ機能を活用して、ロールマークのアップまで撮影した。
| ノーマルモード | 「マクロ」モード | 「スーパーマクロ」モード | ||
| 28mmのノーマルモード。ロールマークにもっと寄りたい[画像クリックで拡大] | 被写体に10~30cmまで接写可能[画像クリックで拡大] | 被写体に2cmまで接写可能。ピントがくっきり合っている[画像クリックで拡大] |
工事件名●仙川マンション新築工事
施工者●京王建設株式会社
工期●2008年4月~12月
用途●共同住宅
規模●RC造、地上5階



