【回答】 同書に収録されているJW_CADの日影計算で作図される等時間日影図は、「高速モード」で3分間隔、「標準モード」で1分間隔で計算し作図します。つまり3分間隔または1分間隔ごとに日影を測定したものをつないで等時間線とするために誤差が生じます。「誤差 ±0.73m」はそれを表示しています。
計算間隔を小さくすれば誤差も小さくなります。
同書P.199の指定範囲の等時間日影図を作図するといいでしょう。この場合20秒から2秒の計算間隔で作図できます。
実務においては、等時間線と5m10mの規制ラインとの間隔を誤差で示される数値以上確保することをお薦めします。
JW_CADの日影の仕様についてはP.201を参考にしてください。またWindows版Jw_cadの書籍のエクスナレッジムック『Jw_cad日影・天空率 完全マスター』のP.114~115には誤差に関する解説があるので合わせて参考にしてください。
また、試みに略算してみますと、緯度36度の冬至では1分の間に、方位角が12時前後で0.267°、16時頃で0.166°、太陽高度が12時前後で0.0047°、16時頃で0.160°程度推移するようです。つまり、高さ10mの位置の日影が、12時前後では方位角方向(影の向き)に8センチ、高度方向(影の長さ)で3センチ、16時頃では方位角方向に21センチ、高度方向に1m45センチ移動することになります。