2008年1月31日、日本オートデスクユーザー会は、オートデスクにAutoCAD 2008への要望(ウィッシュリスト)を提出した。毎年提出されているウィッシュリストだが、今年はAutoCADを使い込んでいるユーザーならではといった要望が目に付いた。
ウィッシュリストの内容は以下の通り。
1. フォルダごと登録されたツールパレットの更新機能 【176票】
2. Express Toolsの完全日本語化 【133票】
3. ダッシュボードの一部を状況依存タイプに 【132票】
4. 数字やYes/Noの入力への日本語(全角)対応 【131票】
5. DesignCenterへの「マルチ引き出し線スタイル」の追加 【130票】
6. ダッシュボードのフライアウトアイコンメニューを縦ではなく横に表示 【127票】
7. DesignCenterでPURGE[名前削除]コマンドを実行可能に 【125票】
8. ペーパー空間のモデル空間への書き出し機能 【120票】
9. 窓/交差選択でズームや画面移動した際の、画面外のオブジェクトの選択を保持 【110票】
10. オブジェクトの選択表示機能 【103票】
投票者数223人(1人10票投票)
日本オートデスクユーザー会会長の鈴木裕二氏は、今年のウィッシュリストの傾向として、現行の最新バージョンであるAutoCAD 2008の機能に関する要望が多いことに驚いたという。しかも、かなり使い込まなくては見えてこない要望が入っており、レベルの高いウィッシュリストとなっている。
「8. ペーパー空間のモデル空間への書き出し機能」は日本独自の要望だが、すでにオートデスクのWebサイトから、ベータ版ではるが「AutoCAD レイアウト - モデル変換ツール」が提供されている。これまでにも、日本独自のハッチングパターンやフォントが実装されるなど、実現にこぎつけた日本仕様の機能は数多くあり、「日本オートデスクユーザー会にとって、大きな喜び」と鈴木氏は言う。

これを受けたオートデスク鬼澤盛夫社長は、「ウィッシュリストのようなユーザーからの要望を製品に反映することで、AutoCADはさらに成長できる」と述べ、日本オートデスクユーザー会にウィッシュリストの継続的な提供を求めた。AutoCADのインダストリーマーケティングを務める清水卓宏氏は、ウィッシュリストを米国の開発者に伝えることを確約。さらに、Windows Vistaの操作環境を取り入れ使いやすくしていくとし、「ウィッシュリストの要望が、より高度な機能で実現することもあるかもしれません」と答えた。
(写真は右端からオートデスク鬼澤盛夫社長、日本オートデスクユーザー会会長の鈴木裕二氏)