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ニュース&トピックス

PTCジャパンは2008年1月25日、東京コンファレンスセンター品川(東京・品川)で統合3次元CAD/CAM/CAEソリューションの最新バージョン「Pro/ENGINEER Wildfire 4.0」(以下、Pro/E)の報道向け発表会とユーザー向けセミナーを開催した。両会場とも、米PTCとPTCジャパンによる最新バージョンの概要解説と、新機能に即したデモンストレーションが行われた。


 Pro/Eは、同社の製品開発システム(PDS)の主要構成製品で、PLM製品「Windchill」などと連携させることで設計プロセス全体の効率化が図れる。今回のバージョンアップでは、開発/設計/試作業務の効率化に主眼が置かれた。
 設計時間の短縮化を図る新機能として、「AutoRoundフィーチャー」が挙げられる。モデルの角張った部分に高速で丸み(ラウンド)を持たせられる機能で、複雑なジオメトリに対して、いちいちエッジを選択するといった作業を行わなくても、自動でエッジを解析する。また、日本のユーザーの要望を汲み取って強化されたという3次元図面では、モデル上に寸法を自動的に表示する機能を搭載。さらに2次元と3次元の図面の連携が強化され、3次元図面上の寸法の位置や向きが2次元に切り替えたときに踏襲される。
 ほかのCADで作成した図面の再利用が促進され、読み込んだ図面のサーフェスや穴などを簡単に除去できるようになった。「フィーチャ認識ツール」を利用すると面上の穴や突起、ラウンド、面取りをパラメトリックフィーチャに変換でき、細かな修正や変更が可能だ。
 また、新たに、アドビシステムズのデジタル著作権管理機能「Adobe LiveCycle Management ES」が統合され、CAD図面を他人に受け渡す際に、部品モデルに対して「開く」「印刷」「コピー」に関する制限(ポリシー)がかけられる。セミナー会場でデモンストレーションを行った同社の営業技術部・芸林盾氏によると、この機能を利用すれば将来的には、フィーチャ情報を見せずにモデルだけを手渡すといった、よりセキュアな環境を構築することも可能だという。
 これまで、電気設計と機構設計では、それぞれに適した異なるCADを使用することが多く、各図面の連携が難しかった。だが、Pro/Eの拡張モジュール「Pro/ENGINEER ECAD-MCAD Collaboration Extention」により、両者を結ぶ新しいインターフェイスが搭載され、積み重ねられた変更を容易に確認することや、変更の提案/承諾/却下を行うことが可能となった。
   同社が、単一のプラットフォームとして製品開発システム「PDS」を開発して3年。2007年は3年前と比較して1.5倍の売り上げを達成。昨年末には、 製造業向けCADベンダーであるCoCreate社の買収を完了させ、年明け早々に主要製品のバージョンアップの発表と勢いが止まらない。2010年までには、さらに1.5 倍の売り上げを目標に掲げている。  

■価格(税込)
Pro/ENGINEER Foundation XE:1ライセンス1,034,250円

■発売日
2008年1月末

■発売元
PTCジャパン