同社は、2007年12月から2008年1月の約1カ月間、日本建築家協会の会員など国内の建築設計者を対象としたアンケート調査を実施し、環境に配慮した設計仕様に関して、現在(過去12カ月)、過去(5年前)、将来(5年後)の取り組み状況や意識について尋ねた。
アンケート調査の結果によると、回答者の約60%が建築設計においてサステナブルデザインを実践すべきであると考えている。しかし、「実施プロジェクトのCO2排出量を測定していますか?」という問いに対して、「Yes」と答えた人は全体の約10%と低く、さらに「化石燃料使用量を大幅に削減する設計に貢献できる可能性はどの程度ですか?」との質問に対して、「どちらかと言えば可能性が低い」「可能性が低い」と答えた人が全体の60%を占めるなど、現在と将来の実際の取り組みに対しては消極的な姿勢が伺えた。
そうした中、過去12カ月間のプロジェクトにおける実際の取り組みとして最も採用されているのは、「室内での太陽光の利用」で、将来的採用の可能性も高かった。このほか、回収材の再利用やリサイクル資材の活用、高性能な空調設備の活用などが挙げられている。また、環境に優しい建築物の設計と開発において、最も重要な事項として回答数が高かったのは、「再生可能エネルギー源(太陽発電、風力発電、地熱発電、小型水力発電、バイオマス、バイオガスなど)」であった。
回答者209名のうち、約半数以上が建築設計者として15年以上の経験を持ち、経験4年以下の建築設計者は全体の約1/5だった。回答者の会社の規模は、従業員数10名未満の小規模事務所が半数で、100名以上の企業は約1/3だった。また、回答者のほとんどがCADユーザーであるが、BIM(Building Imformation Modeling)を採用しているのは全体の約10%だった。
オートデスクによると、米国の同様の調査では、回答者の44%がBIMを採用しており、そのうちの約45%がBIMに対応したソフトを空調設備の運用コストの予測/見積もりに利用しており、44パーセントがエネルギーのモデリングや基本解析に利用しているという。アンケートの結果は、以下のURLから参照できる。
http://www.autodesk.co.jp/green_index(CAD&CGマガジン●高橋顕子)
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