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ニュース&トピックス

042a.JPG製造業向け3次元CADなどを販売するPTCジャパンは7月10日、新製品のプレゼンテーションや今後の動向をユーザーに報告する定期イベント「PTC World 2008 Japan」を開催した。

このイベントで行われたさまざまな講演の中で、日本PTC/USER会によって発表された「3次元単独図の事例および長期保管について」は、ユーザーの視点から見た製造CADの実像と展望が語られ、今後の製造CADの趨勢を考える上で非常に興味深い講演となった。

日本PTC/USER会は、ユーザー間の情報交換やPTCへの機能改善要求などの活動のほか、2004年より「3D単独図」の概念を提唱しその普及に努めてきた。
「3D単独図」とは、『製品形状と製品特性(注釈、属性)を表した3次元モデルと、製品特性の注記および管理情報を3次元モデルから独立した情報として表した図面』を指し、図面作成の工数削減や検査、加工など関連業務の自動化に加え、情報管理業務の効率化を図ることを目指す意欲的な図面フォーマットだ。
現在PTCが提供している3次元CAD「Pro/ENGINEER」やCADデータビジュアライゼーションソフト「ProductView」の環境下において「実運用が可能」と語るが、その作成の工数は現在の約130%程度と試算されており実際の活用は難しいと予想される。
ただし、7月9日に行われた機能改善要求を開発責任者に伝えるためのミーティングの席で、今後のバージョンにおいてその要求の7割が改善されることが明らかになった。この改善によって「3D単独図」作成の工数は現在の80%程度になると見込まれ、実運用の可能性も見えてきた。

壇上に立ったツシマの津島 茂氏は、「日本PTC/USER会は、今後も継続してユーザーの立場に立った改善要求を続けていく」と今後への意欲を語り講演を締めくくった。

(CAD&CGマガジン ● 星 徹哉)


■日本PTC/USER会

http://www.japan-ptcuser.jp/ptc_index.html