
「USBdrive Secure Tool」は、セキュリティ機能がないUSBフラッシュメモリに暗号化/復号化機能を追加できるフリーソフト。最新バージョンはVer4.5(初出6月29日)。
ここ数年、USBメモリの価格は下落する一方で、海外メーカー製では、1GBタイプで1,000円前後、8GBタイプで5,000円を下回る製品が増えてきた。しかし、データの暗号化などのセキュリティ機能が付くと話は別。メーカーやデータの書き込み速度にもよるが、セキュリティ機能が搭載された国内メーカー製USBメモリの価格は、一般に、セキュリティ機能が搭載されていない海外メーカー製の数倍になる。安価で大容量のUSBメモリは魅力的だが、セキュリティ機能がないのは心配という人にお勧めしたいのがUSBdrive Secure Toolだ。
USBdrive Secure Toolを使うと、USBフラッシュメモリに含まれるデータを暗号化し、保護できる。暗号化方式には、ベルギーの数学者Joan Daemen氏とVincent Rijmen氏によって開発された「Rijndael」を採用している。USBポートにUSBメモリを挿し、USBdrive Secure Toolを起動すると、クライアントソフトのインストールウィザード(USBdrive Secure Tool@Maker)が表示される。ウィザードでは、クライアントソフトをインストールする(暗号化機能を追加する)USBメモリや、暗号化の対象とするフォルダ(初期設定では「SECRET」フォルダ)を指定し、インストールを実行する。

インストールが完了すると、USBメモリ内に暗号化対象フォルダ(SECRET)と「USBDRIVESECURETOOL」フォルダが作成される。暗号化対象フォルダにファイルをコピーし、「USBDRIVESECURETOOL」フォルダにあるクライアントソフト(client.exe)をダブルクリックすると、復号化する際のパスワード入力画面が表示される。パスワードを入力し、[取り出す]ボタンをクリックすると暗号化対象フォルダ内のファイルがすべて暗号化ファイル(拡張子は「.msus」)に変換され、「coding」フォルダに保管される。「coding」フォルダの閲覧は可能だが、ファイルをダブルクリックしたり、ファイルの拡張子を変更したりしても開くことはできない。

パスワードを設定するのは初回起動時のみで、以降は、タスクバーのアイコンをクリックするだけで暗号化対象フォルダ内のファイルを暗号化できる。「復号化してから更新されていないファイルを再度暗号化しない」「暗号化完了後にUSBメモリを取り外す」などのオプション設定も可能だ。暗号化したファイルを復号化したい場合は、クライアントソフト(client.exe)を起動し、設定したパスワードを入力して[取り出す]ボタンをクリックする。
クライアントソフトのインストールに必要なUSBメモリの空き容量は約6MB。容量が少ないUSBメモリでも十分使用できる。動作環境はWindows 98/98SE/Me/2000/XP/Vista。
(CAD&CGマガジン ● 高橋寛行)
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MasanoriSoft
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