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(社)日本建築美術工芸協会(aaca)は、第18回AACA賞と第7回芦原義信賞の受賞作品を発表した。AACA賞には「金比羅宮プロジェクト」を設計した鈴木了二氏と施行の清水建設が、芦原義信賞には「隙屋」の鈴木幸治氏が選出された。

AACA賞は、建築、美術、工芸など、さまざまなデザイン分野が一体となった芸術的環境を創出した作者に贈られる賞。


081210news01.jpg 受賞作「金比羅宮プロジェクト」は、金比羅宮の一部の棟を建て替え、改修したプロジェクトである。花崗岩の一種である青木石を用いた擁壁と、厚さ12~24mmの鋼板フラットスラブによって、素材感を強く感じさせる空間を構成するなど、伝統様式の既存建築群の中に現代的建築デザイン手法を取り入れた点が評価された。

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写真1:「金比羅宮緑黛殿」、写真2:「金比羅宮神札授与所・神楽殿外観」、写真3:「金比羅宮大階段下・感覚細胞2004」


同賞では、このほか、特別賞に「丸の内仲通り」の三菱地所設計が、奨励賞に「グランドプラザ」の淺石優氏(日本設計)、「大阪弁護士会館」の江副敏史氏(日本設計)が選出された。




芦原義信賞は、優れた創造的環境と景観形成に寄与した作品の作家に贈られる賞で、新人が対象となる。


081210news04.jpg 受賞作「隙屋」は、浜名湖を見晴らす温暖な環境下で、「隙間だらけの納屋」というイメージでつくられた住宅。外壁は木のスリット横張りとポリカーボネートで構成されており、隙間から建物の内部空間に入る光とそれにより生じる影により、空間の様相は刻々と変化する。また日没後は、照明によって建物が浮かび上がる。外壁の隙間からの採光による蓄熱のほか、屋根に離瓦を用いて瓦下の通気を図る、湖の方向へ開くRCのトンネルから通風や採光を得るなど、自然と共生する生活イメージが評価された。

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写真4・5・6:「隙屋」


同賞では、このほか、奨励賞に「学校法人摺河学園ハーベスト医療福祉専門学校」の岩田章吾氏、「神保町シアタービル」の山梨和彦氏、羽鳥達也氏(日本設計)が選出された。