
オートデスクは、土木設計用3次元CADの最新版「AutoCAD Civil 3D(オートキャド シビル スリーディー)2010」と、インフラ設備管理向けのGIS(地理情報システム)ツールの最新版「AutoCAD Map 3D(オートキャド マップ スリーディー)2010」を発表した。
AutoCAD Civil 3Dは3次元モデルを基にデータベース化された情報を活用し、道路/河川、ダム建設、土地造成などの設計を行うソフトウェア。AutoCAD Map 3Dはインフラストラクチャモデリングと呼ばれる土木建設のライフサイクルのあらゆる段階で一元化したデータを活用するプロセス構築のためのツールだ。
[AutoCAD Civil 3D 2010]
AutoCAD Civil 3Dでは、3次元の設計データを作成/一元管理し、土木事業の設計、建設、管理、メンテナンスで活用できる設計情報データベースを構築。これにより、解析、土量算出、設計、シミュレーション、環境に配慮したサステイナブルな設計への対応をより少ない工数で行うことがコンセプトの土木建設業向けBIM(Building Information Modeling)用ツール。
新バージョン「AutoCAD Civil 3D 2010」で搭載された主な機能は次のとおり。
●道路の交差点のモデリング
交差点における道路の拡幅車線や排水勾配の検討を、指定した地域の設計基準に従って、ダイナミックかつスピィーディに行えるようになった。切土/盛土量、舗装などの数量計算や横断図の作成など工数のかかる交差点の設計を自動化できる。
●積算機能
設計図に引いた線や円をガードレールやマンホールと認識させ、プロジェクトに必要なこれら部材の数量を集計する。
●雨水解折機能
対象となる地域の降雨時の雨水流出量を算出し、設計図に計画されたマンホールや排水溝でどの程度の流下能力が確保できるかをシミュレートできる。
[AutoCAD Map 3D 2010]
AutoCAD Map 3Dは、AutoCAD Civil 3DやAutoCADなどで作成した道路、鉄道施設、上下水道、ガス、電気、テレコム設備など、広域にわたるインフラの複数の設計データを取り込み、地図としてレイアウトすることで、施設全体の管理を可能にするGIS(地理空間情報システム)ツール。一般的な地図情報管理ツールと異なり、地理空間情報だけでなく設計図を読み込み、座標情報を備えた複数の図面を1枚の広域な仮想地図として扱える。設計図の情報をそのまま扱える点が特徴で、地図の元となる設計図や設計図の付帯データの検索機能も備える。
新バージョン「AutoCAD Map 3D 2010」で搭載された主な機能は次のとおり。
●パラメトリック機能
幾何拘束や寸法拘束により、オブジェクトの変更が、あらかじめ指定した関係や計測値を基に連携したオブジェクトに直接反映される。電柱と電線の図形間の関連付けといった工数のかかる作業を容易にし、ミスも低減できる。
●PDFファイルのアンダーレイ
PDFファイルを下敷きとして読み込み、PDF上の図形をスナップしながら図面作成が行える。PDF形式で保管されている既存の図面も、CAD図面の一部として再利用できる。
■価格
AutoCAD Civil 3D 2010(スタンドアロン):819,000円
AutoCAD Map 3D 2010(スタンドアロン):766,500円
■出荷開始日
AutoCAD Civil 3D 2010:2009年4月21日(火)
AutoCAD Map 3D 2010:2009年4月15日(水)
■問合せ先
オートデスク

