
トヨタケーラムは、ソリッド・サーフェス融合3次元CAMシステムCaelum KKen(ケーラムケン)の最新バージョン「Caelum KKen Ver.4.2」を、2009年7月にリリースし、順次出荷する。
今回のバージョンアップでは、CADデータの製造情報(属性)を活用した加工工程の作成自動化を図ったほか、FF/Engineの曲面加工を大幅強化し、高速/高精度な加工のさらなるレベルアップを実現。また、加工技術ファイルのユーザーカスタマイズにも対応した。
主な新機能、強化された機能は次のとおり。
●CADデータの製造情報(属性)を活用した加工工程の作成自動化
従来の加工現場で使われる単体CAMでは、CAD形状の中に含まれる設計情報がCAM側に正確に受け渡せない弱点があった。新たに追加された「属性加工」は、加工情報を含む加工部位属性をCAD形状に対して付加しておくことで、Caelum KKen上で安全で正確な加工工程を自動的に作成できる。
●FF/Engineの曲面加工を大幅強化し、高速/高精度な加工をさらにレベルアップ
高速/高精度な加工に定評のあるFF/Engineでは、さらなる効率化を目指し「薄リブ加工」と「等高線+残り部コンビネーション加工」の2加工法を新たに追加。放電電極加工などで威力を発揮する。高精度な加工に欠かせないアプローチ機能に関しても、「ヘリカル接線アプローチ」や「円弧アプローチのバリエーション改善」などの改善を行い、工具の長寿命化を実現する。
●加工技術ファイルのユーザーカスタマイズに対応
設計段階で付加した製造情報(属性)の活用において、加工部位属性を認識するだけではなく、その製造情報(属性)に基づきユーザルールに応じた加工工程が自動で作成できるよう、加工技術ファイルをカスタマイズできるようになった。
加工技術ファイルとは、加工工程/加工手順を標準化し、その標準化に関する規則をファイル化したもの。今回のバージョンアップで条件付き規則が可能となったため、例えば穴径や深さなどの実際の形状データのパラメータに応じて自動的にルールを適用させることができる。
■価格
買い取り:1,980,000円(税抜)~
年間レンタル:650,000円(税抜)~
※上記価格にはCAD(ThinkDesign)が含まれる。CaelumIII版もある。
■発売日
2009年7月
■問合せ先
トヨタケーラム

