
米Dassault Systèmes SolidWorks社は2009年9月1日(米国時間)、3次元CADの新版「SolidWorks 2010」製品ラインを発表した。
新バージョンでは、ユーザーの改善要求に基づく数百項目の機能強化が図られたほか、CAD、シミュレーション、製品データ管理、製品ドキュメント作成、環境への影響評価などでさまざまな新機能搭載、機能拡張が行われている。
日本でのSolidWorks 2010製品の販売は2009年12月になる見込み。2009年10月14日(水)にホテル日航東京で開催される「SolidWorks World Japan 2009」(http://www.solidworks.co.jp/swwj2009)で一般公開される予定だ。
SolidWorks 2010製品ラインの主な新機能、強化された機能は次のとおり。
●SolidWorks Premium
幅広い新機能により設計者およびエンジニアの生産性を強化。例えばラピッド寸法機能では、新しい寸法配置案を表示したり、既存の寸法をすっきりと再配置して新しい寸法の場所を空けることができる。Configuration Publisher機能ではモデルのコンフィギュレーションを変更できる3D ContentCentralサービスに、ユーザーが簡単にモデルをパブリッシュ可能になる。シンプルな手の動きで実現するヘッズアップマウスジェスチャー機能も注目だ。参照平面作成、板金、溶接のパフォーマンス、部品のミラー、直接編集ツールなどの基本機能も大幅に強化された。
●SolidWorks Simulation Premium
センサー感知のような機械の実際の動作を再現したイベントベースのモーションシミュレーションや、エッジ溶接のサイズ自動設定などの機能を追加。シミュレーションアドバイザは全面的に改良され、SolidWorks CADライセンスすべてに含まれる。この機能は初心者が行う最初の何回かのシミュレーションをガイドすることで習熟を早め、誤った操作を防ぐものだ。
●SolidWorks Enterprise PDM
モデルや図面を配布用に準備するための機能が搭載された。例えば、新しいファイル変換、パブリッシュ、印刷、プロット機能により、何百枚もの製造用図面を見積検討、コラボレーション、バッチ印刷、ほかのシステムとの共有に使用できる中間フォーマットへ自動的に変換する。一元化されたSolidWorks Toolboxライブラリとの連携も強化されている。
●3DVIA Composer
製品ドキュメントを自動的に作成し、設計変更のたびに更新を維持するツールで、3次元資産を再利用して製品マニュアルや資料、カタログ、組み立て指示書、トレーニングビデオなどを素早く作成できる。3DVIA Composer V6R2010では、SolidWorksコンフィギュレーションとSolidWorks分解図の再利用により、ドキュメント制作時間の短縮、インテリジェントな設計データの有効活用が可能になった。
●SolidWorks SustainabilityXpress
あらゆる部品の環境への影響を即座に確認でき、持続可能な設計を簡単かつ高い信頼性で行える環境配慮設計(LCA:Life Cycle Assessment)ツールで、すべてのSolidWorksライセンスに含まれる。このツールを使用することでユーザーは、製品の材料調達、製造、使用、廃棄それぞれでの二酸化炭素排出量、エネルギー消費量、空気や水質に与える影響を判断できる。
■問合せ先
ソリッドワークス・ジャパン

