シーメンスPLMソフトウェアはは2009年9月24日(米国時間)、3次元幾何形状モデリングのコンポーネントソフトParasolidの最新版「Parasolid バージョン22(V22)」の出荷を開始したと発表した。
同時に、Parasolid Bodyshopの最新バージョンの出荷も開始。Bodyshopは、モデルの回復・修復技術を使用し、インポートしたデータの整合性と信頼性を検証・最適化するアドオン・コンポーネント。バージョン13では、モデルの最適化機能が大幅に強化されている。
Parasolid V22で強化された主な機能は次のとおり。
- Parasolidをコールするアプリケーションによって、ボディの一部のフェースをシートに置き換えると同時に、フェースの変形や再ブレンドといった複雑なモデル編集も実行できるようにする新機能が追加された。例えば、カットアウトの形状を変更しながら、同時に近接するフェースを移動させることができる。
- 複雑なモデリング演算に対していくつものソリューションが想定できるような場合に、Parasolidをコールするアプリケーションに制御機能を持たせるコールバック機能が、フェース編集機能とホローイング機能に追加された。このコールバック機能では、いくつものソリューションが存在するモデルの領域をアプリケーションに通知して、ユーザの期待に最も適した一つのソリューションをアプリケーション側で選択できるようにする。
- より多種のインポートデータにも対応できるよう、再ブレンド機能が強化された。この機能によって、より多くのインポートデータからより堅牢なモデルを作成する際に、一連のブレンド操作がより簡素化され、整合性の取れた使用可能なモデルを確実に作成できるようになる。
さらに、この機能では特定のブレンド設定の基本トポロジをさまざまに変更し、ユーザの手を煩わせることなくよりよい結果を追求することができる。
- 3フェース・ブレンディング制御機能がフェース・ツー・フェース・ブレンディングでも利用できるように拡張されたほか、高度なキャッピング機能とトリミング機能も追加された。この拡張機能によって、極めて複雑な演算でも成功率を引き上げることができ、エンドユーザの生産性が向上する。例えば、エンドユーザが大規模なモデルに対してブレンド演算を実行する場合、設定済みまたはその後設定されるかもしれない複雑なブレンド設定を考慮する必要がない。
- AEC(Architecture, Engineering, and Construction)アプリケーションやCAEアプリケーションに広範に使用される高度なノンマニフォールド・モデリングをサポートする演算が追加された。ワイヤボディに対してブーリアン演算を実行できるようになり、APIにより冗長トポロジのマージの識別と制御およびノンマニフォールド・エッジの精度管理などのツールも提供される。さらに、問合せツールと最適化ツールの機能も強化され、CAE解析作業におけるニュートラルシートのトリミング処理が大幅に改善された。
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