『17人のわたし--ある多重人格女性の記録』

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頭の中でいろんな声がきこえる――わたしはいったい何者なの?
 精神科医リチャード・ベアのもとに、鬱の状態でやってきたカレン。長女サラの出産をきっかけに精神状態が不安定になり、常に体の痛みにも悩まされて普通の生活をおくることすら困難だという。
 幼いころから身近な人間からの虐待を繰り返し受け続け、人を信頼することのできない彼女だったが、セラピーでのベアの献身的な態度に徐々に心を開いていく。そしてカウンセリングを続けるうちに、彼女の中には、性格、年齢、性別、外見の異なる17の別人格が潜んでいることが明らかになっていく。そこでベアは、催眠下におけるカレンの別人格との対話を決意し、カレンの口を通して、彼女が多重人格になった原因である幼いころの壮絶な体験、そしてそれらの人格がカレンの中に存在する理由が語られるようになる。
 児童虐待、性的暴行、カルト的儀式、自傷願望・・・・・・凄惨な体験が生み出した17人格の統合を10余年にわたって続け、カレンが一人の完全な人間として再出発するまでの様子を記した、衝撃のノンフィクション!

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「おぞましい物語なのに、ぐいぐい惹きつけられてしまう」――ELLE誌
「患者の診断から完治にいたるまで、多重人格性障害の治療に当たった精神科医本人が描いた貴重な本」――シカゴ誌
「痛ましいと同時に、読者の興味をかきたててやまない。素晴らしい人間ドラマ」――デイリー・レコード誌
「多重人格(17人格)の統合という精神科医にとって最も困難かつ魅力的な取り組みの詳細を記した1冊」――ニューズウィーク誌
<目次>
プロローグ
第一部 生きながらえて
     1  出だしのつまずき
     2  ジェットコースター
     3  失われる時間
     4  死の誘惑
     5  逮捕された父親
     6  カレンの両親
     7  深まっていく関与
     8  恐怖の子供時代
第二部 カレンの中の人格たち
     9  クレアからの手紙
     10  自己紹介
     11  クリスマス・プレゼント
     12  リンク
     13  家族構成
     14  ストーリーお話・のタイム時間
     15  教会での撮影
第三部 統合
     16  ホールドンの提案
     17  クレア
     18  サンディとマイルズ
     19  アンとシドニー
     20  シーアとカレン・ブー
     21  カール
     22  イリーズとカレン1
     23  キャサリン
     24  ジュリアンとカレン3
     25  カレン2とジェンセン
     26  ホールドン
エピローグ
カレンの言葉
著者の言葉
訳者あとがき
<著者紹介>
リチャード・ベア(Richard Baer)
 1952年生まれ。イリノイ、インディアナ、ケンタッキー、オハイオ各州のメディケアの医療部長を務める。14年にわたって精神科の臨床治療に携わり、イリノイ州精神科学会会長を務めたこともある。一人の多重人格性障害の患者の治療を長年おこない、治癒にいたるまでの過程を詳細にまとめたのが本書。
<訳者紹介>
浅尾敦則(あさおあつのり)
 1956年広島生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。主な訳書に『ファイナル・カット』『パブロ・カザルスの生涯』(ともに筑摩書房)ほか。
<書誌情報>
タイトル:17人のわたし――ある多重人格女性の記録
著者:リチャード・ベア
訳者:浅尾敦則
定価:本体2000円+税
版型:四六版
ページ数:496
発行年月:2008.08
ISBN978-4-7678-0676-1

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