ノンフィクション: 2009年2月アーカイブ
本書は、ジーンズをめぐって世界各地を旅した著者が、その取材を通して、グローバル経済が意味するものをあぶり出していく一冊。旧ソ連圏の綿畑の労働者や品質選別官、アジアの衣料工場の労働者、デニムをこよなく愛するニューヨークやイタリアのデザイナー。そして、アイルランド出身のバンド「U2」のボノなど、ブランド経営を通じて経済格差や貧困の問題に取り組もうとするセレブたち。衣料産業に携わる人びとをボーダレスに訪ね歩くことで浮かび上がる、貧困や環境問題、複雑な関税制度など、国境を越えた経済の課題に鋭く迫る。
「1本のブルー・ジーンズに織り込まれた人びとのストーリーがここにある。レイチェルはそれらを記者の視点と人間味あふれる心でとらえている。お気に入りのジーンズをはくとき、きっと彼らのストーリーを思い出すだろう」 ピエトラ・リボリ ― 『あなたのTシャツはどこから来たのか?』著者
「ウィットを効かせながら世界の製造業の複雑さを見事に解いていく書。グローバリズムに振り回されている衣料産業の人びとの人生を通して、世界貿易が意味するものを私たち消費者にもわかりやすく描いた、類まれな1冊」 エリザベス・ベッカー ― 元『ニューヨーク・タイムズ』世界経済担当記者
ジーンズを支える人びとの苦境を通して、グローバル経済の問題点に迫る。

