三洋電機、新日本石油合同プロジェクト~薄膜太陽電池共同出資会社の設立~記者発表会
9月30日 午後2時。
三洋電機からメールが届いた。
本日、午後4時から新日本石油との共同プロジェクトについて
記者発表をするのでご出席くださいますようとの内容だった。
早速、会場である帝国ホテルに駆けつけた。
大阪の会場を含めたくさんの報道陣が待ち構えていた。
以前から話題にあがっていた太陽電池についてだ。
今後市場の拡大が予想される薄膜太陽電池の分野で、
事業化に向けた共同出資会社を設立することを発表した。

薄膜太陽電池は、低価格で量産できる太陽電池。
住宅などに取り付ける太陽電池は性能重視。
どうしても設置面積が限られてしまうためだ。
それに対するのが薄膜太陽電池。
業務用、産業用のもので
シリコン発電層の厚さを100分の1にすることで
省材料による低コスト化が可能になる。
地上置型等の価格重視商品だ。


この薄膜太陽電池事業には
太陽電池メーカーのみではなく異業種からの参入が
急増している。
シャープなど既に製品を発表しているメーカーもあるが
デッドラインや発表の遅れによる影響はないと考えているようだ。
時期に関しては、慎重に市場を見て判断したいとのこと、
また、時期にこだわるよりも
製品の技術の向上を第一に優先するとのことだった。
相当な自信と意気込みが感じられた。
共同プロジェクトの新会社は3年で700億円を投資するという。
双方がなぜ締結したか。
三洋電機には、HIT太陽電池で知られるように
トップレベルの技術があり裏づけもされている。
新日本石油にはエネルギーのリーダー企業として
とてつもなく幅広いネットワークと深い知識がある。
また、この事業はこれから10年、20年かけてやるプロジェクト。
それに耐えうる企業であること、コスト面でもある程度あること
などの条件がそろわなければ生き残っていけない。
これらの面からこの二社で組めばかなりの相乗効果が
期待できると見込んだようだ。
最後に、
新聞記者の質問は専ら出資比率や具体的な事業内容に集中していた。
しかし、両副社長は覚書を交わしただけで
これから具体的な話を進めていくので何も話せないと通した。
色々な角度から質問攻めにする記者たちも
三洋電機の代表取締役副社長の駿田 和彦氏と
新日本石油の代表取締役 副社長執行役員の松村 幾敏氏の
上手なかわしに困憊という印象だった。
●ニュースリリースアドレス
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0809news-j/0930-2.html
●三洋電機
●新日本石油

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