超コスパのいい家のつくり方

定価 1,800円+税
著者名 酒井忠雄(ウッドシップ)
ページ数 160
判型 A5判
発行年月 2021/12
ISBN 9784767829203

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超コスパのいい家のつくり方

内容・概要

ほんとに欲しい家は「安い家」ではなく「コスパのよい家」。よい性能、品質、デザインの家を、できるだけ安くつくるのはどうしたらよいのか。コスパ(費用対効果)の高い家づくりでお客を集めて急成長している東京の小規模工務店、ウッドシップの代表、酒井忠雄さんが、住宅のコスパを向上させるノウハウを全公開。家づくりの無駄を徹底的に洗い出し、宣伝・営業・設計・施工などあらゆる場面でコスト削減手法を明らかにします。家づくりにかかわるプロから、家の価格に興味のある一般消費者まで家づくりの本質や住宅価格のカラクリがよく分かる一冊です。

【第1章】
世の中に多いコスパの悪い住宅

ハウスメーカーの住宅が高いわけ
お金のかかる総合住宅展示場
コスパのよいモデルハウスは武器になる
1棟当たり200万円かかる営業費
安易にハウスメーカーをまねると失敗する
やはりコスパが悪いハウスメーカー
規格住宅はコスパがよいのか?
建売住宅はコスパがよいのか?
設計事務所にはコスパを求めない

【第2章】
超コスパのいい住宅とは何か

設計と工事管理を1人で担当するメリット
ローコスト・ハイクオリティで勝負する
耐震等級3は必須条件
断熱性能はHEAT20を標準に
建材はメンテフリーで選ぶ
シンプルで飽きのこないデザイン

【第3章】
超コスパのいい住宅は宣伝費をとにかくかけない

宣伝はホームページで勝負する
インパクトのある竣工物件の価格掲載
竣工物件の価格は総額を正直に掲載
価格掲載を続けることが大事
竣工物件写真の重要性
素人でもそれなりの建築写真は撮れる
住宅性能を雄弁に語る
アナログな広告もモノによっては有効
パンフレットに必ず記載すべき内容

【第4章】
超コスパのいい住宅は効率的にモデルハウスを活用する

完成見学会でお客の関心を高める
完成見学会は必ず事前予約で
完成見学会では明確なルールをつくる
最強の集客ツール、モデルハウス
モデルハウスは拠点エリア内に建てる
モデルハウスは超コスパで運営する
設計は既存路線の延長線上で
モデルハウスこそ自社設計で

【第5章】
超コスパのいい住宅は地域を限定して家をつくる

営業・施工エリアを限定する意味
まずは地域の住宅市場を把握する
拠点エリア内で1%の受注を目安に
準拠点エリアの目安は、移動時間30分程度
アフターケアで生きる狭いエリア設定
狭いエリアこそホームページの集客を
自社物件だらけの地域をつくる

【第6章】
超コスパのいい住宅は打ち合わせを簡潔に行う

面談から契約までの流れの最適解
初回面談では信頼感を得る努力を
自社の方針と価格を明確に伝える
超スーパーコスパのいい家に適した土地選び
googleストリートビューを土地探しに活用
土地探しから良好なパートナーになる
間取りを描く前にヒアリングで聞くべきこと
6日でプランと見積りを行う
見積りは1時間でつくる
無料のプラン提案は原則1回のみ

【第7章】
超コスパのいい住宅は家づくりをとことん効率化する

設計・施工分業化の長所と短所
設計をアウトソーシングしない
図面はできるだけ描かない
設計しながら工事の発注を行う
設計者でも工事管理ができるシート
全工事期間の日々工程表を着工前に作成
工事管理で発生する雑用を省く
現場の神事はやらない
女性の活躍が業務効率化を早める
上棟もアウトソーシング
大工ができることは大工に任せる

【第8章】
設計の「標準化」がなぜ超コスパにつながるのか

標準仕様を決めることの重要性
耐震等級3を超コスパで実現する
耐力壁には構造用面材を使う
100万円増でも高い断熱性能は必須
断熱性能に直結する施工精度
内外装の仕上げ材を絞り込む意義
標準化することのメリットをきちんと説明
天井高さを2200㎜に固定する
間仕切壁と階段は2種類で
間取りの固定化は諸刃の刃

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