この場所、何かがおかしい

定価 1,400円+税
著者名 最東 対地
ページ数 224
判型 四六
発行年月 2022/08
ISBN 9784767830414

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この場所、何かがおかしい

内容・概要

街を歩いていると、予想もつかないおかしなモノに遭遇することがある。


「うおわぁ! なな、なんじゃこれは! 」

デカすぎて逆にご利益のなさそうな仏像、おばけが出るかもしれない出版社、
雅な建物の中で煩悩が渦巻く遊郭跡、なぜか貝だらけの哀愁漂う公園、
ガラクタしかないルール無用の秘宝館、街のあちこちにかかしが住んでる村…。
いったい誰が、いつ、なんのために作ったのか。
めちゃ気になる。近づきたいような、そうでもないような…。

まったく意味不明理解不能、頭が混乱すること間違いナシ!
違和感満載のヘンテコスポットを、
人気ホラー作家・最東対地が自ら足を運び、
想いや妄想、推察を巡らせて、その実情を鋭く深堀した
激ゆるナンセンス街中観察入門。

■目次
1章 地図から消された島・大久野島(広島県)
2章 かかしが生活を営む村・案山子畑(滋賀県)
3章 もんてきて! 時が止まった島・沖島(滋賀県)
4章 禁則を破ると死ぬ?福井最恐のスポット・雄島(福井県)
5章 海を見渡すむちうち大観音・世界平和大観音(兵庫県)
6章 親子二代で作り上げた貝スポット・貝殻公園(愛知県)
7章 消えていく残光・小池遊郭跡(愛知県)
8章 アートにルールはいらない! まぼろし博覧会(静岡県)
9章 五頭龍さまに恋頼み・江ノ島(神奈川県)
10章 使われなかった要塞・友ヶ島(和歌山県)
11章 弾けて朽ちたバブルの面影・鬼怒川温泉街(栃木県)
12章 オサレでハイソな廃墟・清里駅前(山梨県)
13章 ビルに挟まれた強運厄除けつよつよ神社・小網神社(東京都)
14章 怪の入り口・東京トンネル怪紀行(東京都)
15章 素通りする深淵・エクスナレッジ本社(東京都)

■著者プロフィール
最東対地(さいとう・たいち)

1980年5月9日生まれ。大阪府交野市出身。大阪府在住。2013年より執筆活動を開始。
ホラーブログ『最東対地の嗤う壷』開設。『夜葬』(角川ホラー文庫)で第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。
近著に『カイタン』(集英社オレンジ文庫)、『恐怖ファイル 不怪』(竹書房怪談文庫)など。

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