英国教会の解剖図鑑

定価 1,900円+税
著者名 マシュー・ライス
ページ数 226
判型 A5判
発行年月 2022/11
ISBN 9784767830643

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英国教会の解剖図鑑

内容・概要

ベストセラー『英国建築の解剖図鑑』待望の続編!
美しいステンドグラスに壮麗なアーチ天井、天を突くようなゴシックの尖塔。
英国には16,000もの教会があるといわれます。本書では教区教会から大聖堂、修道院など、あらゆるタイプの教会建築を網羅。祭壇、内陣、身廊といった部分の名称から様式の変遷まで、時代を追ってイラストで読み解きます。
英国、そして西洋の歴史と切っても切り離せない教会建築を楽しく学べる一冊です。

たいていの場合、教会はその地域でいちばん立派な建物で、地域で唯一の登録建造物ということもめずらしくありません。建築家や職人、芸術家が存分に腕をふるえるのが教会建築だったのです。キリスト教の伝来から現代まで続く、歴史の生き証人ともいえる英国の教会をイラストでひもときます。

――英国にはさまざまな建築様式の教会があります。ノルマン建築、ゴシック建築、古典主義建築の教会もあれば、訪れた人をまごつかせるような折衷主義の教会もあります。この本はいわば教会建築の揺りかご。主に柱や屋根や窓といった外観に注目して、英国の教会建築史をわかりやすくまとめました。

――あくまで気軽に読んでいただける入門書を目指したので、教会の持つ宗教的な意味合いを深く掘りさげることはしませんでした。その分、くり返し登場するパーツの名前(建築の文法)や、建築様式ごとの特徴(建築言語)を丁寧に解説していきます。

「はじめに」より

■著者紹介:マシュー・ライス(Matthew Rice )
画家、デザイナー、作家。『英国建築の解剖図鑑』(エクスナレッジ)をはじめ、主に英国の建築に関する著書多数。陶芸家のエマ・ブリッジウォーターとの長年にわたるコラボレーションでも知られる。現在はオックスフォード近くにある中世のゲートハウスに住んでいる。

翻訳者:岡本由香子(おかもと・ゆかこ)
静岡県生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に10年勤務。児童書からノンフィクションまで幅広い分野の翻訳を手掛ける。『フランク・ゲーリー 建築の話をしよう』、『英国教会の解剖図鑑』(ともにエクスナレッジ)など訳書多数。


監修者:中島智章(なかしま・ともあき)
1970年福岡県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程終了。博士(工学)。現在、工学院大学建築学部建築デザイン学科・教授。著書に『西洋の名建築がわかる七つの鑑賞術』(エクスナレッジ)、共著に『パリ・ノートル=ダム大聖堂の伝統と再生 歴史・信仰・空間から考える』(勉誠出版)『リノベーションからみる西洋建築史 歴史の継承と創造性』(彰国社)などがある。『英国建築の解剖図鑑』監修。

目次

【目次】
・教会建築の文法 
・建築言語を学ぼう 
  サクソン&ノルマン様式
  アーリー・イングリッシュ様式
  華飾式
  垂直式
  バロック様式&ゴシック・サバイバル
  ジョージアン様式
  リージェンシー&アーリー・ヴィクトリアン様式
  ハイ・ヴィクトリアン様式
  現代建築
・建築好きなら見ておきたい教会
・地図
・追悼記念碑
・ガラス
・付属家具・備品

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