猫は毛色と模様で性格がわかる？

内容・概要

遺伝子からわかる猫の秘密

ロシアンブルーは人見知りだけど飼い主にはベタベタ、
三毛猫はきまぐれ、マイペース……。
性格は後天的かつ環境要因で決まるはずなのに、
多くの猫飼いや猫好きが、 ある猫種・毛の色の猫に対して共通した
イメージをもつのはなぜでしょう？

本書は猫について多岐にわたる研究を行っている
京都大学CAMP-NYANにご協力いただき、
遺伝子（DNA）を手掛かりに
猫たちの毛色・模様と、性格について、
個体調査での結果も踏まえて紐解いていきます。
雑種から純血種までの幅広い猫たちを取り上げており、
それぞれの毛色・柄ができるワケと性格の傾向について
詳しく紹介しています。
読めば猫の見かた、接し方がかわるかも。

■主な目次

Part1：猫の毛色遺伝子の基本
・どんな毛色になるのかは、遺伝子のみぞ知る！
・遺伝子の組み合わせで毛色は変幻自在
・毛色を決める２つのメラニン
・毛色の基本は茶毛・黒毛・白毛
・毛色に影響を与える遺伝子
・猫の毛色遺伝子表

Part2：日本の雑種（ミックス）
・キジトラ
・茶トラ
・サバトラ
・黒猫
・白猫
・三毛猫
・二毛猫

Part3：純血種
・アメリカンショートヘア
・ロシアンブルー
・スコティッシュフォールド
・ノルウェージャンフォレストキャット
・マンチカン
・ラグドール
・メインクーン
・ブリティッシュショートヘア
・ペルシャベンガル
・アビシニアン＆ソマリ
・エキゾチックショートヘア
・シャム（サイアミーズ）
・シンガプーラ
・まだまだある　猫の毛色遺伝子
・猫の性格研究の今

■監修者プロフィール
荒堀みのり（あらほり・みのり）
京都大学CAMP-NYAN、
京都大学野生動物研究センター特任研究員

村山美穂（むらやま・みほ）
京都大学野生動物研究センター教授