ぜんぶ絵でわかる世界の宗教事典

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定価 2,200円+税
著者名 正木 晃
ページ数 192
判型 A5判
発行年月日 2025/07/28
ISBN 9784767834511

ぜんぶ絵でわかる世界の宗教事典

内容・概要

善悪、倫理、道徳、知恵…そして死。
人が社会生活を維持していく上で欠かせない要素の源泉をたどっていくと、 その多くは宗教に辿り着きます。とくに「死」が人にとって必然である以上、 いつの日かホモ・サピエンスが絶滅するまで、宗教は私たちの伴侶として存在し続けるでしょう。
それほどまでに深く、宗教は社会や文化、個人の心に大きな影響を及ぼしてきました。

本書では、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、ユダヤ教といった宗教だけではなく、
世界の神話まで、豊富なイラストでやさしく解説します。
仕事上のコミュニケーションを円滑に進めたい方も、
創作活動における歴史背景の知識を求める方も、
これからの多様な時代を生き抜くために必要な正しい知識が、
この一冊で楽しく身に付きます。

家族のため、友達のため、同僚のため、隣人のため、そして自分自身のために。
「宗教とは何か」をひもとく第一歩としてこの本が役立ちます。


【著者について】
正木 晃
宗教学者
1953 年、神奈川県小田原市に生まれる。筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学。仏教(密教)をはじめ、伝統的な叡智を再生して現代社会がかかえる難問の解決に貢献することを生涯の課題とみなす。具体的には、日本密教・チベット密教を中心に文献にとどまらず、 現地調査を重ねながら修行における心身の変容 曼荼羅をはじめとする宗教図像学の研究をこころざす。また、難解な古典文献のわかりやすい現代語訳も重要な仕事とする。

主な著書
『空海の秘蔵法輪』『現代語訳 法華経』(春秋社)、『宗教はなぜ人を殺すのか』(さくら舎)、『マンダラと生きる』『宗像大社―古代祭祀の原風景』(NHK出版)、『チベットの 「死の修行」』(KADOKAWA)、『性と呪殺の密教』(ちくま学芸文庫)、『現代の修験道』(中央公論新社)、『世界で一番美しいマンダラ図鑑』(エスクナレッジ)など、 多数。

目次

第1章 キリスト教
約2000年前のシナイ半島でイエス・キリストによって開かれたキリスト教は、ヨーロッパをはじめ世界各地に広まりました。第1章ではキリスト教の歴史や教え、教会建築の特徴などを紹介します。

第2章 仏教
約2500年前のインドでブッダ(釈迦)によって開かれた仏教は、中国を経て日本に伝わりました。第2章では日本人にも馴染み深い仏教の歴史や教え、多種多彩な仏像、寺院建築などを紹介します。

第3章 イスラム教
約1400年前のアラビア半島でムハンマドによって開かれたイスラム教は中東をはじめアジア・アフリカなど各地に広まりました。第3章ではイスラム教の歴史や教え、 モスクや芸術などを紹介します。

第4章 東アジアの宗教と思想
東アジアでは、 中国の儒教や道教など日本人に影響を及ぼした宗教や、 神道・修験道・陰陽道など日本独自の信仰も生まれました。第4章では東アジアに根付く民族宗教の歴史や特徴を紹介します。

第5章 世界の様々な宗教
世界には「三大宗教」と呼ばれるキリスト教・仏教・イスラム教以外にも歴史ある宗教が信仰されてきました。第5章ではユダヤ教・ゾロアスター教・マニ教・シク教・ブードゥー教の特徴を紹介します。

第6章 世界の神話 世界には神々の物語である「神話」が伝えられ、諸民族の間で語り継がれてきました。 第6章では古代ローマ・ギリシア神話から日本の神話まで、世界各地の神話を紹介します。

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