名城怪談
| 定価 | 2,200円+税 |
|---|---|
| 著者名 | 田辺青蛙(文) 北川央(監修)うめだまりこ(絵) |
| ページ数 | 208 |
| 判型 | A5判 |
| 発行年月日 | 2026/03/24 |
| ISBN | 9784767835259 |
名城怪談
内容・概要
皆さんの住んでいる所に城はありますか?
あるという方、近くの城に関する資料を調べてみると、怪談や思わぬ物語の発見があるかも知れません。
無いと言う方、よくよく調べてみたら身近に城があるかも知れませんよ。
というのも、日本には城が2万5000〜3万ほどあったと言われているからです。
「まえがき」より
本書は日本全国の名城にまつわる怪談を集めた一冊です。
田辺青蛙氏が収集した怪談の数々と、北川央氏による緻密な歴史的背景の監修が融合し、城の歴史と怪談が織りなす魅力的な世界を描き出します。
〇駿府城内で、ぶよぶよとした桃色のヒトガタの謎の生物が発見された。姿は子供のように小さく、指のない手をのばし、肉人(にくじん)としか言い表せないような奇怪なモノだったという…「肉人」
〇大阪城内に屏風を左右の柱に釘で打ち付けて入り口を塞いだ一室があった。その畳の上で寝ると、髪を振り乱した老婆がぎゅうぎゅうと全身を押さえつけてくるという…「婆畳(ばばあたたみ)」
〇江戸城の長廊下に、夜になると白狸(しろたぬき)が現れて踊っていることがある。その翌朝は決まって若い奥女中が自害していたという…「踊る白狸」
〇姫路城は、これまでほとんど火災にあったことがないという。それは天守閣に住む美しい妖(あやかし)、刑部姫(おさかべひめ)が城を守っているからだそうだ…「刑部姫」
〇松山城の守護神は古狸の隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)だ。隠神刑部は八百八匹の四国の狸を従え、神通力による読心術、瞬間移動などを始め、様々な妖術にも長けていたという…「隠神刑部」
全国の15の城に伝わる怪談が詳細に紹介され、城好きや怪談好きにはたまらない内容となっています。加藤清正、豊臣秀吉、織田信長など、有名な武将の城にまつわるエピソードも沢山掲載。
さらに、うめだまりこ氏による美しいイラストが物語を彩り、読者をその世界へと引き込みます。歴史と怪談が交差するこの一冊で、名城の知られざる側面をぜひお楽しみください。
文 田辺 青蛙 たなべ・せいあ
『生き屏風』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。著書に「大阪怪談」シリーズ、『関西怪談』『北海道怪談』『紀州怪談』『魂追い』『皐月鬼』『あめだま 青蛙モノノケ語り』『モル
テンおいしいです^q^』『人魚の石』など。共著に「京都怪談」「てのひら怪談」「恐怖通信 鳥肌ゾーン」各シリーズ、『怪しき我が家』『読書で離婚を考えた』など。主宰イベント
「蛙・怪談ガタリ」はじめ、怪談イベントにも出演多数。
監修 北川 央 きたがわ・ひろし
1961年大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。専門は織豊期政治史、近世庶民信仰史、大阪地域史。1987年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員、研究主幹などを経て、2014年に大阪城天守閣館長。2022年に定年退職し、現在は九度山・真田ミュージアム名誉館長。全国城郭管理者協議会元会長。著書『大坂城』(新潮新書)、『大坂城をめぐる人々』(創元社)、『豊臣家の人びと』(三弥井書店)、『なにわの事もゆめの又ゆめ』
(関西大学出版部)、『大坂城と大坂の陣』(新風書房)など。
絵 うめだまりこ
東京生まれ。英国・米国・日本でイラストレーター・絵本挿画家・漫画家として活動。ゲーム、絵本、映像作品など多岐にわたりアートを提供。著作に『渡英2年うめだまのイギリス自由帳』『流転7年うめだまのイギリス・アメリカ自由帳』(ともにKADOKAWA)、『Moon and Me :The Little Seed』(挿絵/Scholastic)
目次
一城目 松前城
二城目 弘前城
三城目 江戸城
四城目 松本城
五城目 駿府城
六城目 岐阜城
七城目 金沢城
八城目 名古屋城
九城目 彦根城
十城目 大阪城
十一城目 姫路城
十二城目 松江城
十三城目 松山城
十四城目 熊本城
十五城目 首里城
スペシャル対談 田辺青蛙×北川央
なぜお城は怪談の宝庫なのか?











