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2019年07月11日

家づくり学校特別公開講座 2019

『建築家のなすべき仕事――三澤文子、自分を語る』


2年に一度「家づくり学校」で開かれている

特別公開講座は今回で第3回を迎えます。

「建築家はいかにあるべきか」という共通のテーマでこれまでに、

『建築家と建築士 法と住宅をめぐる百年』の著者である速水清孝氏、

『ひらかれる建築―「民主化」の作法』で話題になった東大の松村秀一氏に

お越しいただきました。


お二方は研究者で、

私たち設計者を外から見てきた方々ですが、

今回は私たちと同じ設計の仕事をしている方で、

このテーマに最も相応しい人を考えたとき、

一番に上がったのが三澤文子氏です。


三澤氏は、若い方には「住宅医」としてよく知られていますが、

実はそれ以外にも亡くなられたご主人と共にやってこられた、

たくさんの意義深い仕事・活動があります。


建築家の在り方はさまざまで、

彼女が唯一無比というわけではありませんが、

彼女の一連の活動を思い浮かべると、

建築家としてなさなければならないことがあるように思われます。


その実現は、これからも建築家という職業が、

社会から受け入れられるための要件でもあるように思えます。

三澤氏の生き方を知るなかで、

私たちの未来を考えてみませんか。

講師

 三澤 文子(みさわ ふみこ)

[略歴]

 1956年  静岡生まれ。

 1979年  奈良女子大学理学部物理学科卒業。(株)現代計画研究所を経て、

 1985年  三澤康彦と共に大阪にてMs建築設計事務所設立

 林産地と都市の住まい手とを結ぶ活動を木造住宅設計に取り込み、

 数多くの「木の家」を設計する

 1995年  阪神淡路大震災を契機に被害調査活動をともに行った仲間と

 木構造住宅研究所(後にMSDに改名)を共同設立し、

 1996年  MOKスクールを開催し、現在も継続中

 各地の木造塾の立ち上げに協力するなど、

 この頃より木造教育にかかわる

 2001年~2009年 岐阜県立森林文化アカデミー教授、その後客員教授

 2011年~2014年 京都造形芸術大学通信大学院教授。現在Ms建築設計事務所主宰

 2007年  日本建築学会賞教育賞受賞

 2013年  日本建築士会連合会賞優秀賞(北沢建築工場)


[主な作品・著書]

 作品: ケナル山荘

 白水湖畔ロッジ

 北沢建築工場など多数


著書:「木造住宅の可能性」(INAX出版)

「住宅に空間力を」(彰国社)

「最高の木造住宅をつくる方法」(エクスナレッジ2010)


日時

 2019年8月25日(日)


スケジュール

 13:30〜 開場・受付

 14:00~17:00 講演

 17:30~ 懇親会(別会場)


会場

 工学院大学新宿キャンパス 中層棟6階B-0663教室

 〒163-8677東京都新宿区西新宿1-24-2

 ・JR「新宿駅」下車、西口より徒歩5分

 ・京王線、小田急線、地下鉄各線「新宿駅」下車、徒歩5分

 ・都営大江戸線「都庁前駅」下車、徒歩3分


参加費

 1,500円(一般)/ 1,000円(一般学生・家づくり学校受講生)

 ※ 当日の会場にて受付を行います


定員

 先着45名


お申し込み

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